【材料】レアジョブ---22年3月期は増収、個人向けサービスおよび法人・教育機関向けサービスともに売上高が増加
レアジョブ <日足> 「株探」多機能チャートより
レアジョブ<6096>は16日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.0%増の55.98億円、営業利益が同56.4%減の2.91億円、経常利益が同61.5%減の2.42億円、親会社株主に帰属する当期期純利益が同52.7%減の1.84億円となった。
同社グループでは、従来の英会話の場を提供する低価格のオンライン英会話サービスの提供だけでなく、「英語が話せるようになる」という「成果」を生み出す高付加価値な英語関連サービスを展開するため、継続してサービス拡大や品質向上に取り組んでいる。その取り組みとして、外国語のコミュニケーション能力を表す指標・国際標準規格のCEFRに準拠した英語のスピーキング力を測定するサービス「PROGOS(R)」や、オンライン完結成果保証型英会話プログラム「スマートメソッド(R)コース」の提供も行っている。さらに、同社グループでは「世界中の人々が、それぞれの能力を活かし、活躍できる世の中の実現」のため、グローバルリーダー育成研修サービスの展開や海外進出、幅広い学びの領域への拡大を目指し、M&Aなどの取り組みを進めている。
当年度において、個人向けサービスについては、2021年12月より子会社化した資格スクエアの売上寄与により、売上高は前年同期比で増収となっている。法人・教育機関向けサービスについても、プロゴスにおける営業体制の強化が寄与し、売上高は増収となった。また、売上原価については、法人・教育機関向けサービスにおける研修サービスの仕入による費用が増加している。販売費及び一般管理費については、従業員数が増加したことによる人件費や、個人向けサービスにおける広告宣伝費、またシステム開発・強化に関する外注費が増加している。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.2%増の60.00億円、営業利益が同82.9%減の0.50億円、経常利益が同67.0%減の0.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同100.0%減の0.00億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ