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【材料】ブロックは好決算も下落 アナリストからは高評価=米国株個別

 決算サービスのブロック(旧スクエア)<SQ>が前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を下回った。パンデミックからの経済活動再開で実店舗の小売業者のビジネスが回復し、決済サービスは後押しされた。しかし、ビットコイン関連の減収が全体を圧迫。ビットコインの収益を除けば、売上高は44%増加しただろうと述べていた。

 アナリストからも高評価が聞かれ、「同社は厳しい市場環境の中で回復力を示し、『スクエア』と『キャッシュアプリ』の決済サービスへの強い需要が確認された」と述べている。

 ただ、決算を受け時間外で株価は上昇していたものの、通常取引に入って売りが強まっている。全体的な成長株への売りの地合いに押されているようだ。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.18ドル(予想:0.21ドル)
・営業収益:39.6億ドル(予想:41.5億ドル)
  キャッシュアプリ:24.6億ドル(予想:26.0億ドル)
   決済サービス:12.3億ドル(予想:12.9億ドル)
   サクスク&サービス:9.60億ドル(予想:8.10億ドル)
   ハードウエア:0.37億ドル(予想:0.36億ドル)
   ビットコイン:17.3億ドル(予想:19.2億ドル)
・総取扱量:435.0億ドル(予想:446.9億ドル)
・EBITDA(調整後):1.95億ドル(予想:1.57億ドル)

(NY時間10:25)
ブロック<SQ> 91.47(-4.08 -4.27%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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