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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):GAテクノ、塩野義、不二家

GAテクノ <日足> 「株探」多機能チャートより
■GAテクノ <3491>  1,070円  +16 円 (+1.5%)  本日終値
 GA technologies<3491>が逆行高。午前10時ごろ、同社グループのサスティナブルの取り組みの一つとして、不動産関連WEB申し込み受付システム「申込受付くん」による入居申し込みのペーパーレス化により、21年4月から22年3月末までの1年間で500万枚の紙の削減を達成したと発表しており、これが好材料視された。また、不動産DXによるペーパーレス化により、グループ全体で794万枚の紙の削減を達成したとも発表している。

■塩野義製薬 <4507>  6,955円  +73 円 (+1.1%)  本日終値
 塩野義製薬<4507>は全体相場が急落するなかも強さを発揮し4日続伸と気を吐いている。一時187円高の7069円と今月14日以来となる7000円大台を回復する場面があった。同社が開発する新型コロナウイルスの経口薬について、米ブルームバーグ通信が22日、米政府が購入を視野に同社と交渉を行っていると報じたことが、株価を刺激する格好となった。一方、きょうの閣議後の記者会見で、後藤茂之厚生労働相が、新型コロナウイルス治療薬開発に取り組む国内メーカー2社に計115億円の追加支援を実施することを表明し、そのうちの1社である塩野義には約62億円を補助する方針を明らかにしたことが伝わっている。これも同社株の先高期待を高める背景となっているもようだ。

■不二家 <2211>  2,365円  +1 円 (+0.0%)  本日終値
 不二家<2211>が底堅い動き。同社は21日、菓子の一部商品を7月12日発売分から順次値上げするほか、内容量を変更すると発表。値上げの対象となるのは「アンパンマンミニミニチョコレート」「ミルキーチョコレート」など6品目で、一方、内容量が変更されるのは「カントリーマアム」「ホームパイ」など10品目で「カントリーマアム」は20枚入りから19枚入りとなる。あわせて実質的な値上げ率は約5%~10%になるとしている。世界的な原材料価格の高騰や物流費の上昇などに加えて、包装資材価格の上昇が続いており、企業努力で対応できる範囲を超える状況となったため実質値上げするという。

■エクサウィザーズ <4259>  696円  -62 円 (-8.2%)  本日終値
 エクサウィザーズ<4259>が5日続落。同社は21日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想を修正。営業損益が2億100万円の赤字(従来予想は1億8000万円の赤字)になったようだと発表しており、これが嫌気されたようだ。デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた企業投資意欲の高まりを追い風に売上高は48億1000万円(従来予想は47億3800万円)となったが、技術部門での採用を前倒しで実行したことにより採用費や人件費が増加したことが利益面に影響した。なお、同社は昨年12月23日に新規上場したことから、前の期との比較はない。

■神戸物産 <3038>  3,220円  -275 円 (-7.9%)  本日終値  東証プライム 下落率5位
 神戸物産<3038>は大幅続落し年初来安値を更新。21日の取引終了後に発表した3月度単独業績で、営業利益が前年同月比5.5%増と2カ月連続で前年実績を上回ったが、想定内との見方が強いようだ。売上高は同13.7%増だった。1日から開催中の「2022年 総力祭 お買い得まみれ!! 日頃のご愛顧感謝セール」が好調に推移したことなどが寄与した。また商品別では、冷凍野菜や冷凍デザート類などが好調だったほか、テレビで取り上げられた鶏肉加工品も伸長した。

■日経レバ <1570>  13,880円  -450 円 (-3.1%)  本日終値
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が4日ぶり急反落、一時500円を超える下げで1万4000円台を割り込んだ。22日の東京市場は前日の米株急落を受け、利食い急ぎの動きが表面化し日経平均株価は急落、足もとで2万7000円大台攻防の様相をみせている。日経レバは日経平均に連動する仕組みに組成されたETFで価格変動率は2倍に設定されており、全体相場が波乱含みの展開となると個人投資家などの短期資金の売り買いが活発化する傾向がある。きょうは売買代金でレーザーテック<6920>を上回り、全市場を通じて売買代金首位となっている。

■エステー <4951>  1,481円  -38 円 (-2.5%)  本日終値
 エステー<4951>が反落。21日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が475億円から454億円へ、営業利益が38億円から32億円へ、純利益が27億円から11億円へ下振れて着地したようだと発表しており、これが嫌気された。会計基準の変更に伴い比較はないものの、前の期にあった新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う衛生・巣ごもり需要が落ち着いたことが要因。また、19年4月に譲り受けたカイロ事業について減損損失を計上したことも響くとしている。

■新生銀行 <8303>  2,356円  -50 円 (-2.1%)  本日終値
 新生銀行<8303>が続落。21日に投資信託の取得価額および取得単価に誤りがあった口座が存在することが判明したと発表したことが嫌気された。13年12月31日までに投資信託特定口座(計5万9729件)の取引を開始した投資家が対象。なお、新生銀の投資信託保護預かり口座は、22年1月4日付でマネックス証券に承継されている。

■三菱電機 <6503>  1,376円  -26.5 円 (-1.9%)  本日終値
 三菱電機<6503>が反落。21日の取引終了後、系統変電システム製作所赤穂工場(兵庫県赤穂市)が製造する特別高圧以上の一部の変圧器に関して、取引先が求めた基準を満たさない検査や社内基準と異なる設計を行っていたことが判明したと発表。対象となる製品は記録の残る1982年以降で3384台に及ぶという。これに伴い同社では、昨年6月以降に検査不正が相次いで発覚したことを受けて、外部専門家で構成される調査委員会を設置し調査してきたが、4月の完了を目指していた全社調査を延長すると発表した。

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