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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):しまむら、エスプール、ネクステージ

しまむら <日足> 「株探」多機能チャートより
■イマジカG <6879>  754円  +71 円 (+10.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 IMAGICA GROUP<6879>が3日ぶりに急反発。同社は4日、グループ会社のフォトロンがメディア・ソリューションズ(東京都港区)の全株式を取得し、子会社化(同社の孫会社化)すると発表。これによる収益への寄与などが期待されているようだ。メディア・ソリューションズは、プロ用映像設備のシステムインテグレータとして放送局、ケーブルテレビ局、ポストプロダクション、官公庁、学校をはじめ、配信関連のスタジオ構築でも豊富な実績があり、主力となる編集設備については3000システム以上の納品実績を持つ企業。これまでもフォトロンとメディア・ソリューションズは協業関係にあったが、株式取得により更なる事業関係を築き上げることで、両社のシステムインテグレータとしての提案・営業力を強化し、サービス提供を拡大するとしている。

■ユナイテッドアローズ <7606>  1,943円  +149 円 (+8.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 ユナイテッドアローズ<7606>が反発。4日の取引終了後に発表した3月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は前年同月比10.7%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。気温の上昇やまん延防止等重点措置の終了などに伴い小売売り上げが回復を見せ、ビジネス、フォーマル衣料に加え、春アウターやスニーカーなどの動きが好調だった。また、前年に比べて休日が1日多いことで、2.1%程度のプラスの影響があった。なお、全社売上高は同7.7%増だった。

■しまむら <8227>  11,590円  +790 円 (+7.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 しまむら<8227>が全体軟調地合いに抗して大幅高、一時9.7%高に買われる人気となり年初来高値を更新した。同社が4日取引終了後に発表した22年2月期決算は営業利益が前の期比30%増の494億2000万円と高変化を示し、過去最高利益を更新した。売れ筋商品をタイムリーにさばく在庫管理努力の徹底が功を奏し利益率を維持した。更に、23年2月期営業利益についても商品価格の調整によりコスト高を吸収し、伸び率こそ鈍化するものの前期比5%増の520億5800万円予想と利益成長を継続、2期連続の最高利益更新を見込んでいる。これがポジティブ材料視され株価にインパクトを与えている。

■エスプール <2471>  1,368円  +93 円 (+7.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率10位
 エスプール<2471>が上値追い加速、テクニカル的にも25日・75日移動平均線のゴールデンクロスを達成し投資資金の流入に拍車がかかっている。コールセンターへの人材派遣などを主力とするが、足もとの業績は好調に推移しており、22年11月期は営業利益段階で前期比2割増となる32億円を見込む。4日取引終了後に発表した第1四半期(21年12月~22年2月)決算は、コールセンター向け派遣や障がい者雇用支援サービスが牽引し、営業利益が前年同期比73%増の6億7100万円と高水準の伸びを示した。これを好感する形で買いを呼び込んでいる。

■ネクステージ <3186>  2,525円  +142 円 (+6.0%)  本日終値
 ネクステージ<3186>が急伸。4日の取引終了後、22年11月期第1四半期(21年12月~22年2月)の決算を発表。売上高は前年同期比29.1%増の815億700万円、営業利益は同56.4%増の43億8200万円と大幅増収増益で着地しており、これを好感した買いが入ったようだ。国内中古車市場が軟調となるなか、既存店の売上高・営業利益ともに前年同期比プラスを維持した。4拠点の新規出店を行い、全国の拠点数は127拠点となった。なお、通期の売上高は前期比20.2%増の3500億円、営業利益は同28.3%増の175億円の見通し。

■楽天グループ <4755>  1,030円  +55 円 (+5.6%)  本日終値
 楽天グループ<4755>が大幅高。傘下の楽天モバイルが4日、KDDI<9433>と提携してサービス提供しているパートナー回線エリアの岩手など8県について、4月から自社回線エリアへ順次切り替えていくことを明らかにした。これにより、全国47都道府県すべてで自社回線サービスの提供が可能となることから、これを好感した買いを呼び込んだようだ。

■アダストリア <2685>  2,028円  +95 円 (+4.9%)  本日終値
 アダストリア<2685>が続伸。4日の取引終了後に発表した3月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比8.5%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。外出需要の拡大やまん延防止等重点措置の終了に伴い客数が回復したことに加えて、自社ECサイト(ドットエスティ)のテレビCM放映や、プロダクトプロモーションの強化が奏功した。また、前年に比べて祝日が1日が多いことで約2ポイントのプラスの影響があった。なお、全店売上高は同9.5%増だった。

■あさひ <3333>  1,385円  +48 円 (+3.6%)  本日終値
 あさひ<3333>が反発。4日の取引終了後に23年2月期業績予想を発表。売上高を前期比9.2%増の780億円、営業利益を同7.3%増の56億円と増収増益の見通しを示しており、これが好感されたようだ。前期はコロナ禍で高まった自転車需要の継続に加え、電動アシスト自転車への乗り換え需要拡大が追い風となり、売上高は前の期比2.8%増の713億9800万円と増加した。一方、計画的な人員補強などによる販管費の増加で営業利益は同23.9%減の52億2100万円だった。今期は、引き続き電動アシスト自転車に対する需要の伸びを見込んでいるほか、新規出店や物流機能の強化などを図っていく方針。

■アートSHD <3663>  947円  +31 円 (+3.4%)  本日終値
 アートスパークホールディングス<3663>が3連騰、5日移動平均線を足場に上げ足を強め一時37円高の953円まで買われ、大発会につけた971円の年初来高値奪回が視野に入っている。グラフィック分野のクリエーター向けイラスト制作ソフトの販売が主力で業績は好調。イラスト制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)」がドル箱商品として売り上げを伸ばし収益に貢献している。また、車載向けやデジタル機器向けのソフト開発でも需要を捉えている。株価は3月上旬を境に週足で5連続陽線と上値指向が強い。昨年12月にLINE関連会社の米ウェブトゥーン・エンターテイメントと資本・業務提携しており、写真や画像を3D化するメタバースサービスにマーケットの期待が大きい。

■インフォマート <2492>  720円  +23 円 (+3.3%)  本日終値
 インフォマート<2492>は3日続伸。午前11時ごろ、同社が提供する「BtoBプラットフォーム 請求書」が、トヨタファイナンス(名古屋市西区)に採用されたと発表しており、これが好感された。「BtoBプラットフォーム 請求書」は、「発行する請求書」だけではなく「受け取る請求書」「支払金額の通知」など、多様な請求業務の電子データ化に対応可能なクラウドサービス。トヨタファイナンスでは、業務効率化・ペーパーレスを推進するため、取引先との“請求書受け渡し業務”の電子化サービスの導入を検討していたが、導入社数が多くデジタルで完結しインボイス制度への対応といった理由から同サービスを採用したとしている。 


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