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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):オカムラ、セルソース、ANAP

オカムラ <日足> 「株探」多機能チャートより
■オカムラ <7994>  1,197円  +15 円 (+1.3%)  本日終値
 オカムラ<7994>は反発。16日の取引終了後、上限を130万株(発行済み株数の1.31%)、または19億5000万円とする自社株を17日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行が目的。なお、この日朝には、125万9600万株を14億8884万7200円で取得したと発表している。

■セルソース <4880>  2,830円  -700 円 (-19.8%) ストップ安   本日終値
 セルソース<4880>はストップ安。同社は16日取引終了後、22年10月期第1四半期(11~1月)単独営業利益は2億4400万円(前年同期比35.6%増)だったと発表した。ただ、通期計画11億1800万円(前期比12.7%増)に対する進捗率は21.8%となっており、進捗遅れが嫌気されたようだ。加工受託件数は4488件、血液由来加工受託件数は4135件とともに四半期ベースの過去最高を更新。提携医療機関数も増加しており、会社想定通りに推移しているとした。

■ANAP <3189>  402円  +79 円 (+24.5%) 一時ストップ高   本日終値
 ANAP<3189>が後場に入り急騰。同社は女性向けアパレルを展開する。新型コロナウイルスの影響から業績は低迷を強いられているが、eコマース事業などへの注力で立て直しを図っている。メタバース関連の一角としても注目されているが、きょう昼ごろ、ファッションアイテムをメタバース空間で利用可能な形にデジタル変換する「APPARELED Meta connect by ANAP=アパレリッド・メタ・コネクタ by ANAP」 のサービス提供を開始したことを発表、これを材料視する形で投資資金が集中した。

■川崎近海汽船 <9179>  5,010円  +705 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 川崎近海汽船<9179>はストップ高。16日の取引終了後、親会社の川崎汽船<9107>が同社の完全子会社化に向けて株式交換を行うと発表。川崎近海株1株に対し、川崎汽株0.58株を割り当て交付するとしていることから、これをもとにした理論価格を意識した値動きとなった。今回の子会社化により、両社が持つ顧客基盤を活用した営業規模の拡大のほか、洋上風力発電向けの支援船事業や環境分野における技術開発などでの連携強化を目指す。なお、川崎近海は5月30日付で上場廃止となる予定だ。

■アピリッツ <4174>  1,085円  +150 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値
 アピリッツ<4174>がマドを開けて上昇。16日の取引終了後に23年1月期の業績予想を発表。売上高が前期比17.9%増の56億5400万円、営業利益が同77.3%増の4億1300万円と大幅増収増益の見通しを示しており、これを好感した買いが入ったようだ。引き続き好調な企業のIT投資を背景に、ECサイトやWebシステムの企画・開発などを行うWebソリューション事業が伸びる見通し。また、ゲームの開発・運営を手掛けるオンラインゲーム事業も堅調に推移する見込みだ。配当予想については、中間・期末各5円の年10円とし、前期から5円の増配を予定する。

■三井松島HD <1518>  2,209円  +305 円 (+16.0%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 三井松島ホールディングス<1518>は急騰。同社は16日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を470億円から459億円(前期比20.0%減)へ下方修正する一方で、営業利益を70億円から82億円(同4.2倍)へ、純利益を40億円から48億円(前期は30億3500万円の赤字)へ、年間配当予想を60円から80円(前期は50円)へ上方修正すると発表した。石炭価格の上昇及び電子部品分野における堅調な業績推移のためとし、配当予想については今期2回目の上方修正になるとした。

■アシロ <7378>  748円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値
 アシロ<7378>がストップ高。同社は16日取引終了後に、22年10月期第1四半期(21年11月~22年1月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比65.9%増の1億4300万円となり、通期計画4億600万円に対する進捗率が35.2%に達したことが好感されたようだ。売上収益は同38.6%増の4億8500万円で着地。主に弁護士を顧客とするリーガルメディアの掲載枠数及び掲載顧客数の増加に伴う掲載料収入が伸びたほか、派生メディアの転職メディア「キャリズム」の案件数が拡大したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ヤプリ <4168>  2,106円  +210 円 (+11.1%)  本日終値
 ヤプリ<4168>が続急伸。この日、ポーラ・オルビスホールディングス<4927>子会社のポーラの販売員向けアプリ「POLA営業サポート」の開発支援を行ったと発表しており、これが好材料視された。ポーラには現在、全国に約3800店舗の販売拠点があり、約4万のビューティーディレクター(BD)と呼ばれる販売員がいるが、今回のアプリ導入は販売に必要なコンテンツを顧客と対面するBDの手元のスマートフォンにダイレクトに提供することで、接客の品質を向上させることが目的という。同アプリにより販売員は、必要な情報にいつでも・どこでも簡単にアクセスできるようになり、各部署からの業務に関する通知はもちろん、緊急性の高い情報もプッシュ通知でリアルタイムに届くようになる。また、IDとパスワードを付与することにより情報セキュリティーも強化しているという。

■トレードワークス <3997>  893円  +78 円 (+9.6%) 一時ストップ高   本日終値
 トレードワークス<3997>が一時ストップ高。同社は16日、特許出願していた「金融商品ポートフォリオ取引システム」の申請が受理され、特許庁から特許査定を受領したと発表。これが材料視されたようだ。この特許は、モノ(ドローン、自動運転車など)やテーマ(宇宙開発事業、メタバースなど)を指数化し、投資対象とすることが可能な金融商品のポートフォリオ取引システムを提供することを目的としたもの。この特許技術ではモノやテーマの名称を示すタグに対し、関連する複数の金融商品を関連度に応じて合成したポートフォリオを作成し、タグに対する各金融商品の価格を合成比率に応じてポイント算出を行うことで、モノやテーマの価値変動を指数化し、それを取引の対象として扱うことが可能になるという。

●ストップ高銘柄
 グローバルウェイ <3936>  422円  +80 円 (+23.4%) ストップ高   本日終値
 セレスポ <9625>  1,775円  +300 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 エッジテクノロジー <4268>  892円  +150 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 エフ・コード <9211>  3,165円  +504 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 ギフティ <4449>  1,035円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 など、11銘柄

●ストップ安銘柄
 AB&Company <9251>  840円  -150 円 (-15.2%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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