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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 中国リスクが高まるなか、NT倍率は先物中心限月で13.90倍に低下


 日経225先物は11時30分時点、前日比100円高の2万5150円(+0.39%)前後で推移。寄り付きは2万5060円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万5040円)にサヤ寄せする格好で小動きで始まると、現物の寄り付き直前には2万4970円まで売られる場面があった。ただし、2万5000円水準での底堅さが意識されるなか、前場半ばにかけて出直りを見せ2万5190円まで買われた。前場半ば以降は売り買いが交差するなか、2万5150円を挟んだ保ち合いで推移している。

 朝方こそ2万5000円を下回る場面があったものの、その後は5日移動平均線を上回って底堅い値動きを見せている。ハンセン指数、上海総合のほか、台湾加権指数の弱い動きを警戒する一方で、グローベックスの米株先物は小幅に上昇しており、積極的にはポジションを傾けづらい状況のようだ。中国リスクが高まるなか、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>の下げがきつく、日経平均株価の重荷となっている。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.90倍に低下し、2月24日につけた13.94倍を下回ってきた。下向きのトレンドが継続するなか、NTショートでのスプレッド狙いの動きが継続する可能性はありそうだ。

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