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【材料】マーベルは好決算も株価軟調 第3四半期ほどの驚きはなかったとの指摘も=米国株個別

 半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を若干上回った。また、粗利益率も予想を上回っている。第2四半期のガイダンスも公表しており、予想を上回る見通しを示した。

 同社は声明で「5つの事業全てで売上高が伸びた。クラウド、5G、自動車が大きく貢献し、総売上高の40%を占めた。企業ネットワーク市場は、企業がより柔軟なハイブリッド・ワーカーのニーズに対応するためにインフラ基盤の整備を続けており、弊社のコンテンツ獲得とシェア拡大により、売上高が前年同期比64%増と、もう一つの成長の柱となっている」と述べた。

 ただ、株価は軟調。アナリストからは、「今回の第4四半期決算は第3四半期ほどの驚きはなく、同社は依然として厳しい供給制約により圧迫されている。第3四半期のような大幅な上方修正もなかった」との声が聞かれた。

 また、「供給制約は今年の株価のブレーキになりそうだが、今後、ボトルネックはさらに解消される。データセンターと企業ネットワーキング部門は引き続き堅調な伸びを示すだろう。バリュー志向の強い市場において、同社のバリュエーションは依然高過ぎると考えるが、マルチプルがさらに低下すれば、より積極的になるだろう」との指摘も聞かれた。

(11-1月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.50ドル(予想:0.48ドル)
・売上高:13.4億ドル(予想:13.2億ドル)
  データセンター:5.74億ドル(予想:5.58億ドル)
  コンシューマー:1.85億ドル(予想:1.90億ドル)
  キャリア・インフラ:2.41億ドル(予想:2.42億ドル)
  ネットワーク:2.63億ドル(予想:2.60億ドル)
  自動車・産業:0.79億ドル(予想:0.74億ドル)
・粗利益率(調整後):65.3%(予想:65.0%)

(2-4月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.48~0.54ドル(予想:0.49ドル)
・売上高:13.7~14.7億ドル(予想:13.8億ドル)
・粗利益率(調整後):65.0%(予想:64.7%)

(NY時間10:31)
マーベル・テクノロジー<MRVL> 65.13(-0.07 -0.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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