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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):朝日インテク、日本ペHD、エアトリ

朝日インテク <日足> 「株探」多機能チャートより
■スノーピーク <7816>  2,791円  +500 円 (+21.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 スノーピーク<7816>に物色人気が集中、ストップ高に買われた。高級テントなどのキャンプ用品をはじめアウトドア関連製品を卸主体に展開する。アウトドア・キャンプ需要が増加するなか、製品単価の上昇効果もあって業績は好調を極めている。14日取引終了後に発表した21年12月期決算は営業利益が前の期比2.6倍の38億1900万円と急拡大した。また、22年12月期についても同利益は前期比37%増の52億3200万円と引き続き高水準の伸びを確保する見通しで、これを好感する買いを呼び込んでいる。なお、好業績を背景に今期年間配当は前期実績に2円増配となる12円を計画している。

■朝日インテック <7747>  2,238円  +400 円 (+21.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 朝日インテック<7747>がストップ高まで買われた。同社は14日取引終了後に、22年6月期第2四半期累計(21年7~12月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比40.9%増の85億9000万円となり、従来予想の66億3900万円から上振れたことが好感されたようだ。売上高は同33.2%増の377億200万円(従来予想は367億8400万円)で着地。メディカル事業で中国での売り上げが予想を上回ったほか、デバイス事業で医療部材・産業部材ともに好調だったことが主な要因だとしている。なお、通期業績予想については、売上高752億9600万円(前期比22.4%増)、経常利益144億5800万円(同9.6%増)とする従来見通しを据え置いている。

■カルタHD <3688>  2,364円  +400 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 CARTA HOLDINGS<3688>が商い伴い急騰、400円高はストップ高となる2364円まで買われた。14日の取引終了後に22年12月期業績予想を発表、売上高283億円(前期比9.6%増)、営業利益55億円(同10.6%増)と前期に続き増収増益となる見通しを示した。あわせて、年間配当予想を前期比3円増の54円としており、これを好感した買いが入ったようだ。同時に発表した前21年12月期決算は、売上高258億2100万円(前の期比14.8%増)、営業利益49億7300万円(同43.6%増)で着地した。メディア向け広告枠の販売やソリューション提供をはじめ、広告プラットフォームやメディア支援サービスの運営などが好調だった。

■やまびこ <6250>  1,280円  +207 円 (+19.3%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 14日に決算を発表。「今期経常は15%増で3期連続最高益、前期配当を4円増額・今期は7円増配へ」が好感された。
 やまびこ <6250> が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期の連結経常利益は前の期比5.4%増の99.1億円になり、従来予想の93億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。22年12月期も前期比15.0%増の114億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、3期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を41円→45円(前の期は40円)に増額し、今期も前期比7円増の52円に増配する方針とした。
  ⇒⇒やまびこの詳しい業績推移表を見る

■乾汽船 <9308>  2,782円  +342 円 (+14.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 乾汽船<9308>は一時390円高と急騰を演じ、マドを開けての大陽線で2400円近辺のもみ合いを一気に上放れてきた。テクニカル的にも5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現し上昇トレンド突入を示唆、昨年9月27日につけた昨年来高値2970円も視界に入れる局面となっている。14日取引終了後、期中3度目となる22年3月期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の104億6600万円から121億8300万円(前期実績は12億3300万円の赤字)に大幅増額した。好業績を背景に株主還元姿勢も強め、今期年間配当も期中3度目の上方修正で従来計画の157円から187円(前期実績は6円)に30円上乗せしたことでサプライズとなった。配当利回りは6.7%前後でインカムゲイン期待の買いも呼び込んでいる。

■日本ペHD <4612>  961円  +110 円 (+12.9%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率8位
 日本ペイントホールディングス<4612>が一時ストップ高に買われた。同社は14日取引終了後、22年12月期連結業績予想について、売上高1兆2000億円(前期比20.2%増)、営業利益1150億円(同31.3%増)、純利益810億円(同19.9%増)、年間配当11円(前期は10円)と開示した。あわせて発表した21年12月期連結営業利益は876億1500万円(前の期比0.0%増)となった。主力事業である中国の汎用塗料が好調に推移したことなどから、前の期と同水準の営業利益を確保できたとしている。

■エアトリ <6191>  3,355円  +377 円 (+12.7%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率9位
 エアトリ<6191>が一時16%を超える急騰で3400円台まで駆け上がった。航空券予約サイトを運営し投資事業などにも展開する。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に収益環境への逆風が意識され、株価は昨年末から1月中旬にかけ大幅調整局面を余儀なくされた。しかし、1月下旬以降は戻り足が鮮明で、きょうの大幅高によって中長期波動の分水嶺である75日移動平均線も上に抜けてきた。14日取引終了後に発表した21年10~12月期業績は最終利益が前年同期比66%増となる7億1700万円と急拡大、22年9月期通期計画の7億円を第1四半期で超過した。これが株価を強く刺激する格好となっている。

■トリドール <3397>  2,649円  +265 円 (+11.1%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 トリドールホールディングス<3397>が急反発。14日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を68億円から113億円(前期73億3600万円の赤字)へ、最終利益を27億円から54億円(同54億5600万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。売上高は1550億円(前期比15.0%増)の従来見通しを据え置いたものの、織り込んでいなかった新型コロナウイルス感染症に係る時短協力金などの政府補助金を第3四半期に計上したことに加えて、第4四半期に政府補助金の見通しを加味した。なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高1169億2200万円(前年同期比16.0%増)、営業利益145億600万円(前年同期17億2700万円の赤字)、最終利益91億2100万円(同22億900万円の赤字)だった。

■オロ <3983>  2,472円  +241 円 (+10.8%)  本日終値
 オロ<3983>は大幅反発。同社は14日取引終了後、22年12月期連結業績予想について、売上高65億3000万円(前期比13.3%増)、営業利益22億4500万円(同5.9%増)、純利益15億5500万円(同4.3%増)、年間配当15円(前期は15円)と開示した。事業別では、クラウドソリューション事業の売上高は前期比15.1%増、デジタルトランスフォーメーション事業は同10.9%増を計画。あわせて発表した21年12月期連結営業利益は21億2000万円(前の期比24.2%増)となり、会社計画19億3100万円を上回った。デジタルトランスフォーメーション事業において、事業部内のプロジェクト管理体制強化によって不採算案件の発生が想定以上に抑えられたとしている。

■堀場製作所 <6856>  6,590円  +630 円 (+10.6%)  本日終値
 堀場製作所<6856>が急反騰。14日の取引終了後に発表した21年12月期連結決算で、営業利益が320億4600万円(前の期比62.7%増)と従来予想の285億円を上回って着地したことに加えて、22年12月期も営業利益350億円(前期比9.2%増)と連続最高益更新を見込み、年間配当予想160円と前期比10円増を予定していることが好感された。売上高は2500億円(同11.5%増)を見込む。自動車セグメントで、電動車開発への投資加速を受けて欧州での販売増加を見込むほか、半導体セグメントでは、半導体需要の増加を背景にした半導体メーカーの設備投資の更なる拡大を受けて、半導体製造装置メーカーへの販売増加を予想している。 

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