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【材料】きちりホールディングス---2Qも経常利益・純利益を計上、商業施設での店舗の新規オープンを積極的に実施

きちりHD <日足> 「株探」多機能チャートより

きちりホールディングス<3082>は7日、2022年6月期第2四半期(21年7月-12月)連結決算を発表した。緊急事態宣言等に伴う営業時間短縮要請の影響を受け、売上高が前年同期比11.4%減の31.95億円、営業損失が6.21億円(前年同期は5.13億円の損失)を余儀なくされたものの、助成金収入及び暗号資産評価益を計上したこと等により、経常利益が7.81億円(同4.50億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が6.57億円(同2.64億円の損失)となり、大きく利益を計上した。

飲食事業において、主に商業施設店舗の新規オープンを積極的に実施した。2021年7月、神奈川県厚木市の本厚木駅に直結する商業施設「本厚木ミロード」内にて、「FLDK(エフ・エル・ ディー・ケー)」をオープンした。フードホール全体を、同社グループの店舗のみにて出店する初の取組みであり、初のパスタ業態を含む7店舗を同時に出店した。さらに7月、神奈川県川崎市の武蔵小杉駅に隣接する商業施設「グランツリー武蔵小杉」内にて、「ひな鶏伊勢ゐ武蔵小杉」をオープンし、業態3店舗目の店舗となる。また7月、初の焼肉業態である「肉の満牛萬 大泉学園」をオープンした。国産黒毛和牛肉や和牛との国産交雑牛肉を中心に、焼肉食べ放題の価格帯と同等またはそれ以下にて提供している。8月、東京都渋谷区の商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」内にて、「VEGEGO オヌレシクタン MIYASHITA PARK」をオープンした。韓国料理をテーマとし、業態3店舗目の店舗となる。9月、東京都台東区の上野駅に直結する商業施設「アトレ上野 EAST」内にて、「黒豚とんかつ コシヒカリご飯、鬼おろし とん久 アトレ上野」をオープンし、業態2店舗目の店舗となる。11月、大阪府松原市の商業施設「セブンパーク天美」内にて、石窯焼きにこだわったハンバーグ専門店「いしがまやハンバーグ セブンパーク天美」をオープンした。

プラットフォームシェアリング事業は、外食企業向けのプラットフォーム強化を進め、異業種のブランドホルダーに対する出店支援コンサルティング業務の提供も増加している。

フランチャイズ事業は、ハンバーグ業態にて、西日本最大級の総合スーパーであるイズミ<8273>が展開するショッピングセンター「ゆめタウン」への出店を行っている。

2022年6月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の世界各国における拡大状況及び同社グループの国内外における店舗の営業状況等を踏まえ、現時点では業績に影響を与える未確定要素が多いことから、適正かつ合理的な業績予想の算出が困難なため未定としている。今後、同社グループ各社の状況確認が進み、適正かつ合理的な算出が可能になり次第、速やかに開示するとしている。

《ST》

 提供:フィスコ

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