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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):テクノプロH、NSSOL、野村

テクノプロH <日足> 「株探」多機能チャートより
■テクノプロH <6028>  3,395円  +441 円 (+14.9%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 テクノプロ・ホールディングス<6028>が急騰。技術系の人材派遣サービスを主力とするが、コロナ禍にあって会社側の想定を上回る業績推移をみせている。1日取引終了後、22年6月期の業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の113億円から133億円に20億円増額した。これに伴い、前期比2ケタ減益予想から一転、わずかながら増益に転換する見通し。更に株主還元にも前向きで年間配当を従来計画の53円から62円に上方修正している。これを評価する投資資金の買いが流入した。

■日鉄ソリューションズ <2327>  3,600円  +385 円 (+12.0%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 日鉄ソリューションズ<2327>が急反騰。同社は1日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、足もとの業績推移を踏まえ、売上高2700億円(前期比7.1%増)は据え置いたものの、営業利益を277億円から287億円(同16.9%増)へ、純利益を185億円から193億円(同13.6%増)へ、年間配当予想を60円から64円(前期は52円50銭)へ上方修正すると発表した。22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は216億3600万円(前年同期比25.8%増)だった。業務ソリューション事業では産業や流通・サービス分野において、運輸及びプラットフォーマー向けが堅調に推移。サービスソリューション事業では、ITインフラ分野におけるデジタルワークプレースソリューションが好調だったとしている。

■KeePer技研 <6036>  2,115円  +217 円 (+11.4%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 KeePer技研<6036>は急伸。1日の取引終了後、1月度のキーパーラボ運営事業の月次速報を発表しており、既存店売上高が前年同月比30.7%増となり、前月の同19%増から伸びが加速したことが好感された。1月の前半に全国的に降雪があり、高速道路を中心に撒かれた融雪剤汚れを落としたいなどの洗車需要の高まりにより、来店台数は同26.9%増となった。また、除菌付きの車内清掃や塗装面に付着しているミネラル膜の汚れを取るコースが選ばれていることが平均単価の同2.9%増につながった。なお、全店の売上高は同37.5%増だった。

■ビザスク <4490>  4,630円  +445 円 (+10.6%)  本日終値
 ビザスク<4490>は3連騰、前日比10.8%高の4635円まで上値を伸ばした。きょう午前に、中国の同業大手Business Connect China(BCC社)と業務提携し、中国人アドバイザーを調査対象とするWebアンケート調査サービス(ビザスクexpert survey)を正式に提供開始すると発表。これが好感されたようだ。提携を通じて、同社グループの有する国内外45万人超の既存登録者に加え、BBC社に登録する約30万人の中国人登録者への調査が可能になるという。

■アシックス <7936>  2,467円  +223 円 (+9.9%)  本日終値
 アシックス<7936>がカイ気配スタート。同社は1日取引終了後、集計中の21年12月期連結業績予想について、売上高を3950億円から4000億円(前の期比21.7%増)へ、営業利益を200億円から215億円(前の期は39億5300万円の赤字)へ、純利益を40億円から90億円(同161億2600万円の赤字)へ上方修正すると発表した。カテゴリーではパフォーマンスランニングやコアパフォーマンススポーツ、地域では主に欧州、中華圏が想定を上回る業績となった。加えて、将来年度の課税所得見積額に基づく繰延税金資産の回収可能額が増加する見込みであることから、繰延税金資産を追加計上したため、業績予想を上方修正したとしている。

■ラクスル <4384>  4,025円  +305 円 (+8.2%)  本日終値
 1日に業績修正を発表。「今期営業を42%上方修正」が好感された。
 ラクスル <4384> が2月1日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年7月期の連結営業利益を従来予想の2.5億円(非連結)→3.5億円(前期非連結は2.2億円)に42.0%上方修正し、増益率が13.6%増→61.4%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒ラクスルの詳しい業績推移表を見る

■東京エネシス <1945>  988円  +70 円 (+7.6%)  本日終値
 1日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は87%増益」が好感された。
 東京エネシス <1945> が2月1日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比40.4%減の13.2億円に落ち込み、通期計画の50億円に対する進捗率は26.4%にとどまり、5年平均の48.0%も下回った。
  ⇒⇒東京エネシスの詳しい業績推移表を見る

■日本ユニシス <8056>  3,195円  +214 円 (+7.2%)  本日終値
 日本ユニシス<8056>は大幅反発。同社は1日取引終了後、22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は187億9000万円(前年同期比7.1%増)と発表した。通期計画260億円(前期比5.6%増)に対する進捗率は72.3%。DX(デジタルトランスフォーメーション)関連の中小型案件の増加により、システムサービスやアウトソーシングビジネスは引き続き好調。利益面では、システムサービスやアウトソーシングビジネスが堅調であり増益を達成した。受注高、受注残高はともに前年同期比で増えており、金融機関向け案件や中小型のシステムサービス案件が活況で、堅調に積み上がっているとした。

■野村ホールディングス <8604>  538.9円  +34.4 円 (+6.8%)  本日終値
 野村ホールディングス<8604>が急動意、同社株としては珍しく一時7.5%高に買われるハイボラティリティな値動きをみせマーケットの注目を集めた。1日取引終了後に発表した21年4~12月期決算は最終利益が前年同期比64%減の1120億3300万円だったが、業績低迷は株価面では織り込みが進んでおり売り材料とはならなかった。特に、直近の四半期ベースで比較すると10~12月期は、7~9月期よりも利益が570億円あまり増加しており、最悪期を脱したとの見方が株価にポジティブに働いている。

■クイック <4318>  1,635円  +100 円 (+6.5%)  本日終値
 クイック<4318>が大幅に4日続伸。1月31日に業績の増額修正などを発表したことが引き続き好感された。22年3月期の連結営業利益は24億8600万円から32億5700万円(前期比74.5%増)へ修正し、20円を予定していた期末配当予想を28円へ引き上げた。この発表を受け岩井コスモ証券は1日、同社株の投資判断「A」と目標株価1650円を継続した。同社は専門職の人材紹介や派遣を中心に人材サービスを展開しているが、人材採用ニーズは高水準であり、コロナ禍を機に進む人材流動化が追い風になるとみている。同証券では、22年3月期の同利益は32億6000万円、来期の23年3月期は34億円を予想している。

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