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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 キャリアL、ファストリ、竹内製作所 (13日大引け後 発表分)

キャリアL <日足> 「株探」多機能チャートより

 13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 キャリアL <6070>   ★今期経常を30%上方修正
 ◆22年3月期(13ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の28.4億円→37億円に30.3%上方修正した。今期に売上計上のBPO完成請負案件、第4四半期から来期にかけて売上計上となるBPO案件が想定以上に受注できたことが要因。業容拡大に備えて積極的に採用した中核人材や新たに導入したBPO運用システムの効果的な活用なども寄与する。

 サカタタネ <1377>   ★今期経常を21%上方修正
 ◆22年5月期上期(6-11月)の連結経常利益は前年同期比6.8%増の61.6億円に伸び、従来の32.4%減益予想から一転して増益で着地。野菜種子や花種子の販売が好調だったほか、物流の混乱を回避するための前倒し需要も加わり、売上高が計画を上回ったことが寄与。販管費の一部が第3四半期以降に後ろずれになったことも上振れの要因となった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の77億円→93億円に20.8%上方修正。減益率が23.6%減→7.7%減に縮小する見通しとなった。

 エスフーズ <2292>   ★今期経常を35%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の130億円→175億円に34.6%上方修正。増益率が0.1%増→34.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。コロナ禍における家庭需要の高まりを背景に小売店向けの販売が引き続き堅調に推移していることに加え、外食店向けの販売も回復の兆しがみられることが要因。

 アステリア <3853>   ★今期最終を2.4倍上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年3月期の連結最終利益を従来予想の8.5億円→20億円に2.4倍上方修正。増益率が5.3%増→2.5倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。出資先である台湾・Gorillaのナスダック上場に伴い、有価証券評価益約38億円を計上することが利益を押し上げる。

 T&S <4055> [東証M]  ★今期経常は33%増で6期連続最高益、実質増配へ
 ◆21年11月期の経常利益(非連結)は前の期比37.8%増の4.1億円に伸びて着地。続く22年11月期も前期比32.9%増の5.5億円に拡大し、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のソリューション分野で大手顧客からの重電・インフラ関連システムの受注が堅調するほか、半導体分野では顧客の工場増設に係るエンジニア人材の供給が伸びる。また、先進技術分野はAI関連業務の拡大が継続し、新規得意先との取引も開始する見通し。
  併せて、今期の年間配当は5円とし、11月30日割当の株式分割を考慮した実質配当は25.0%増配とする方針とした。

 竹内製作所 <6432>   ★今期経常を18%上方修正・3期ぶり最高益、配当も10円増額
 ◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の144億円→170億円に17.6%上方修正。増益率が8.7%増→27.8%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。電子部品の供給不足による生産・販売台数の減少が想定より軽度なうえ、欧米における物流混雑の緩和もみられ、売上高が計画を上回ることが寄与。円安進行によるプラス効果も利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の58円→68円(前期は53円)に増額修正した。

 ADプラズマ <6668> [東証2]  ★9-11月期(1Q)経常は3.5倍増益で着地
 ◆22年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の6.4億円に急拡大して着地。半導体関連投資の活発化が続くなか、高周波プラズマ電源装置などの販売が伸び、59.8%の大幅増収を達成した。
  上期計画の9億円に対する進捗率は71.7%に達しており、業績上振れが期待される。

 ブックオフG <9278>   ★今期経常を50%上方修正、配当も7円増額
 ◆22年5月期の連結経常利益を従来予想の12億円→18億円に50.0%上方修正した。新型コロナウイルスの国内感染者数減少とともに、上期のブックオフ既存店売上高が好調に推移したことに加え、コスト見直しを進めたことが要因。感染拡大防止協力金の計上も利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→15円(前期は6円)に大幅増額修正した。

 乃村工芸社 <9716>   ★今期経常を82%上方修正
 ◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の25.5億円→46.5億円に82.4%上方修正。減益率が49.1%減→7.2%減に縮小する見通しとなった。売上高が堅調に推移するなか、大型プロジェクトの利益率が向上したことに加え、人件費・経費削減を継続したことが上振れの要因となる。

 ファストリ <9983>   ★9-11月期(1Q)最終は33%増益で着地
 ◆22年8月期第1四半期(9-11月)の連結最終利益は前年同期比33.0%増の935億円に拡大して着地。国内ユニクロ事業は在宅需要やエアリズムマスクの販売が盛り上がった前年同期と比べ減収減益となったものの、海外事業におけるアジア(中国を除く)・オセアニア、北米、欧州の好調で補い、全体としてはプラス成長を確保した。円安進行による為替差益の発生などで金融収益が増加したことも大幅増益につながった。

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