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【市況】ダウ平均は横ばい 米PPIはインフレ一服を示唆も、IT・ハイテク株に戻り売り=米国株前半

NY株式13日(NY時間13:00)
ダウ平均   36272.67(-17.65 -0.05%)
ナスダック   14948.16(-240.23 -1.58%)
CME日経平均先物 28430(大証終比:-120 -0.42%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。この日発表の12月の米生産者物価指数(PPI)がインフレ上昇の一服を示唆したこともあり、序盤の米株式市場は買いが先行した。ダウ平均も一時223ドル高まで上昇する場面が見られたものの、次第にIT・ハイテク株中心に戻り売りが強まり、ナスダックは下げ幅を広げ、ダウ平均も前日付近に伸び悩む展開が見られている。

 米PPIについては、全体指数は前月比0.2%上昇と予想を下回り、インフレ上昇の一服感を示した。ガソリンと食品価格低下が反映。サービス価格は前月比で上昇したものの、ペースは鈍化している。比較的早い段階での物価を反映する中間財が前月比0.3%低下しており、昨年の急激なインフレは沈静化に向かう可能性が示唆されている。下げたのは2020年4月以来。

 明日は取引開始前に米大手銀の決算発表が予定されている。FRBの早期利上げ期待が高まる中で、銀行株への期待感は高まっている模様。個人投資家も決算発表に先立って銀行株へのエクスポージャーを引き上げているようだ。

 来週からはIT・ハイテク株の決算も始まるが、S&P 500企業の10-12月期の利益の伸びは第3四半期までの伸びからは鈍化が予想されているものの、22.4%の増益と高い伸びが予想されている。

 このところのIT・ハイテク株などの成長株は上値の重い展開が続いているが、米大手証券からは、米10年債利回りの今年末までの上昇は2%までに限定されると予想したうえで、その場合、将来生み出すであろう期待キャッシュフローを割り引いて想定株価が形成されている成長株に関して、利回り上昇が限られることから、割引率上昇へのリスクも限定されると分析した。現在の金利環境で割り引いた成長株のバリュエーションは2000年に比べて、遥かに無理がないと思われるとも述べている。また、FRBによる早期正常化が成長を損なうとの懸念は成長株よりもむしろ、景気循環株への影響が大きいとも指摘した。

 デルタ航空<DAL>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表。1株利益、売上高とも予想の範囲内に留まり、オミクロン株の感染拡大の影響で需要回復が60日間遅れていることも明らかにし、第1四半期については赤字の見通しを示した。ただ、株価は上昇。同社のバスティアンCEOはインタビューで、春と夏の旅行シーズンには自信を持っており、第2四半期には黒字を回復と述べたことが好感されている。

 ボーイング<BA>が上昇。中国で運航停止となっている737MAX型機が、月内にも運航を再開する見通しだと伝わった。

ボーイング<BA> 224.25(+6.80 +3.12%)
デルタ航空<DAL> 41.89(+1.28 +3.15%)

アップル<AAPL> 173.22(-2.31 -1.32%)
マイクロソフト<MSFT> 309.35(-8.92 -2.80%)
アマゾン<AMZN> 3247.18(-56.96 -1.72%)
アルファベットC<GOOG> 2811.99(-20.97 -0.74%)
テスラ<TSLA> 1056.54(-49.68 -4.49%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 328.05(-5.21 -1.56%)
AMD<AMD> 133.93(-3.54 -2.58%)
エヌビディア<NVDA> 268.17(-11.82 -4.22%)
ツイッター<TWTR> 39.18(-1.07 -2.65%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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