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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 TOPIX型優位の展開からNT倍率は先物中心限月で一時14.34倍に低下


 日経225先物は11時30分時点、前日比60円高の2万9290円(+0.20%)前後で推移。寄り付きは2万9230円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9270円)を下回って始まった。その後、2万9170円まで下落する場面も見られたものの、昨年12月半ばの戻り高値(2万9150円)水準での底堅さが意識されるなかでプラス圏に浮上すると、前場半ばには一時2万9370円まで上昇。前引けにかけてやや上げ幅を縮め、2万9300円を挟んだ保ち合いを継続している。

 4日の米国市場の動きを引き継ぐ格好で、トヨタ<7203>など自動車株や海運株といった大型のバリュー株を中心に買われる一方で、指数インパクトの大きい値がさ株が売られ、TOPIX型優位の展開となった。

 これによりNT倍率は先物中心限月で一時14.34倍に低下した。ただし、その後は下げ渋りを見せており、NTショートに対するカバーの動きが意識されそうだ。また、前場半ば辺りからソニーグループ<6758>が動意を見せて日経平均株価をけん引する格好のなか、他のハイテク株へこれが波及するようだと、NTショートの巻き戻しにつながる可能性がありそうだ。

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