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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ペプドリ、ネットプロ、任天堂

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ペプチドリーム <4587>  2,775円  +157 円 (+6.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ペプチドリーム<4587>が急反発している。17日夜に放送されたテレビ東京系経済ドキュメンタリー番組「日経スペシャル ガイアの夜明け」で同社の関連会社ペプチエイドが紹介されており、これが好材料視されているようだ。番組では新型コロナウイルスの国産ワクチンを取り上げており、ペプチエイドは今後、変異株が出現しても「ペプチド」を使って対応できる画期的な技術を確立したと紹介していた。

■ネットプロ <7383>  1,210円  +58 円 (+5.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 ネットプロテクションズホールディングス<7383>が反発。前週15日に東証1部に新規上場したばかりの直近IPO銘柄で、資金調達額が大きく12月IPO銘柄が相次ぐなかにあって大型IPO銘柄として注目度が高かった。EC事業者向け後払い決済サービスを手掛け成長期待は強いものの、PERの高さが嫌気されセカンダリーでは下値を探る展開を余儀なくされ、公開価格の1450円を大きく下回る推移となっている。ただ、足もとではリバウンド狙いの買いも引き寄せており、全体相場がリスクオフに傾くなかも1200円近辺で強含みの動きとなっている。

■バルミューダ <6612>  4,120円  +170 円 (+4.3%)  11:30現在
 バルミューダ<6612>が急反発している。前週末17日の取引終了後、21年12月期末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感されている。毎年12月末及び6月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、オンラインストアの商品を30%割引で購入できる株主割引クーポンを贈呈するとしている。

■セプテニHD <4293>  441円  +9 円 (+2.1%)  11:30現在
 セプテーニ・ホールディングス<4293>は5日ぶりに反発。同社は17日取引終了後、子会社のセプテーニが、ポストCookie時代に向けた新計測基盤ソリューション「Precog Base(プリコグベース)」の提供を開始したと発表した。各広告配信プラットフォームが提供する計測補完の実装方法を広告主企業の目的に合わせてプランニングし、最適な方法で計測基盤を構築、一元管理することが可能。クラウドサーバー環境については、セプテーニではこれまでGoogle CloudやTreasure Dataの公式パートナーとして認定されており、広告主企業が保有する環境下に構築できるとした。

■任天堂 <7974>  53,870円  +940 円 (+1.8%)  11:30現在
 任天堂<7974>が全体下げ相場に抗して頑強な値動きを示している。きょうは時価総額上位の主力株が全面安に近い商状となっているが、そのなか同社株の強さが目立つ状況にある。ゲームソフトが好調で収益に貢献している。ハード機は半導体不足の影響を受けているが、株価的には織り込みが進み、5万円台前半は強弱観が対立している。ゲーム開発拠点の拡張に向けた動きなどをプラス評価する向きもあるようだ。きょうは売買代金上位30傑でプラス圏に位置する銘柄は同社株1銘柄のみという状況だ(午前11時過ぎ現在)。

■マルマエ <6264>  2,784円  +44 円 (+1.6%)  11:30現在
 マルマエ<6264>が反発、2000円台後半で売り物をこなし3000円大台復帰をうかがう動きにある。半導体製造装置向けなどを主力に精密加工部品を手掛けており、22年8月期は半導体分野でロジック向けを中心に高水準に積み上がった受注を反映し、売上高が72億円(前期は53億6900万円)、営業利益は18億円(同12億700万円)予想と成長が急加速する見通しにある。前週末17日取引終了後に発表した11月度の月次受注残高は主力の半導体分野で前年同月比2.8倍、FPD分野で4倍と高変化を示している。株価は11月19日に上場来高値3360円に買われた後、調整を強いられたが、2700円台では押し目買いが厚く、売り物が吸収されている。

■エムティーアイ <9438>  595円  +9 円 (+1.5%)  11:30現在
 エムティーアイ<9438>は7日ぶりに反発。同社はきょう取引開始前に、AI関連製品の開発・販売を行うAI Infinity(東京都港区)の株式を追加取得し、連結子会社化すると発表した。AI Infinityの第三者割当増資を2億円で引き受け、議決権割合は17.55%から51.56%に上昇する。エムティーアイの子会社でAIソリューションを手がけるAutomagiとの協業関係を強化し、AI事業を今後拡大させていくことが目的としている。

■アステラス製薬 <4503>  1,834円  +0.5 円 (+0.0%)  11:30現在
 アステラス製薬<4503>は小反発。同社はきょう取引開始前に、バイオテクノロジー企業の米シーゲン社と共同開発している抗体-薬物複合体「PADCEV(一般名はエンホルツマブベドチン(遺伝子組み換え))」について、欧州医薬品庁の欧州医薬品委員会(CHMP)が、白金製剤を含む化学療法及びPD-1またはPD-L1阻害剤による治療歴のある局所進行性または転移性尿路上皮がん患者における単剤療法として、販売承認勧告を採択したと発表した。今回のCHMPによる勧告は、白金製剤を含む化学療法及びPD-1またはPD-L1 阻害剤による治療歴のある局所進行性または転移性尿路上皮がん患者を対象に、抗ネクチン-4抗体薬物複合体(ADC)であるエンホルツマブベドチンと化学療法とを比較した第3相試験のデータに基づいているとした。

■INPEX <1605>  983円  -36 円 (-3.5%)  11:30現在
 INPEX<1605>、石油資源開発<1662>など資源開発関連株が軟調。前週末に原油市況が大幅安となり、WTI原油先物価格は1ドル52セント安の1バレル=70ドル86セントと急反落、前の日の上昇分を帳消しにした。これを受けて米国株市場ではシェブロン<CVX>やエクソン・モービル<XOM>などエネルギー関連株に売りがかさむ展開となり全体指数の下げを助長した。東京市場でもこの地合いを引き継ぎ、原油市況の動向と株価連動性の高い資源開発関連株に売りを誘導している。

■オープンハウス <3288>  5,930円  -160 円 (-2.6%)  11:30現在
 オープンハウス<3288>は3日続落している。前週末17日の取引終了後、グループ会社みなかみ宝台樹リゾートでスキー場の運営を12月18日に開始すると発表したが、スキー事業への参入はすでに発表済みであったことから、今回の発表に対する反応は限定的となっている。今回運営を開始する「群馬みなかみほうだいぎスキー場」は、群馬県みなかみ町の宝台樹(ほうだいぎ)地区にあるスキー場。みなかみ町の中でも標高が高いスキー場であるため積雪量が豊富で、ワールドクラスのパウダースノーが特徴としている。

■三菱UFJ <8306>  621.3円  -15.8 円 (-2.5%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は続落。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>も含め、メガバンク各社の株価が再び下値を試す展開を強いられている。前週末の米国株市場では金融大手のゴールドマン・サックス<GS>が4%近い下げをみせるなど銀行セクターへの売りが顕著となり、全体指数の下げを助長した。インフレ警戒感が強まるなかも、米長期金利が1.4%近辺まで低下しており、運用利ザヤ縮小の思惑が逆風となっている。東京市場でもこれを受けてメガバンクへの売りが優勢となっている。なお、三菱UFJをはじめメガバンク各社とも足もとの信用買い残は減少傾向にあるが、依然として各銘柄とも大幅に買い長の状態で株式需給面の重さも意識されている。

■オプティム <3694>  1,284円  -27 円 (-2.1%)  11:30現在
 オプティム<3694>が続落している。前週末17日の取引終了後、国土交通省九州地方整備局が12月17日に熊本県(県所管事業)で実施した「災害査定のデジタル化」に、同社のスマートフォン3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」が採用されたと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。「OPTiM Geo Scan」は、スマホやタブレットで土構造物などの測量対象をスキャンすることで、土木現場で求められる高精度な3次元データを生成可能なスマホ3次元測量アプリ。一方、九州地方整備局では、ICTを用いた防災力の向上や社会の働き方を変えるDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでおり、今回、「災害査定のデジタル化」推進に寄与する新しい測量手法として、一般に普及しているスマホやタブレットを用い、誰でも簡単かつ高精度に3次元測量が行える「OPTiM Geo Scan」が採用されることになったとしている。これにより、測量機器のコスト軽減や測量時間の短縮を見込むことができ、災害復旧現場などで3次元データの収集や同データを活用した災害復旧活動への寄与が期待できるとしている。

■レオン自動機 <6272>  1,357円  -21 円 (-1.5%)  11:30現在
 レオン自動機<6272>が続落している。17日の取引終了後、海外連結子会社において不適切経理の存在が判明したと発表しており、これが嫌気されている。海外連結子会社オレンジベーカリーの在庫残高に異常値を発見し社内調査を実施したところ、期末在庫(製品及び材料)の過剰計上を行う不適切な処理を確認したという。これを受けて同社では、社内調査委員会を設置し調査を開始したという。なお、現時点で同件が業績に与える影響は限定的とみている。

●ストップ高銘柄
 和心 <9271>  549円  +79 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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