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【市況】NY株式:米国株式市場は反発、オミクロン株の影響限定的と楽観視


ダウ平均は216.30ドル高の35,970.99ドル、ナスダックは113.23ポイント高の15,630.60で取引を終了した。

良好な企業決算を好感し寄り付き後、上昇。11月消費者物価指数(CPI)が39年ぶり最大の伸びを記録したため一時下落に転じる局面もあったが、想定内で金利が低下したほか、疾病管理予防センター(CDC)が初期の調査で、オミクロン株によるワクチン接種完了者に対する影響は緩やかとの結果を発表したため上昇に転じた。引けにかけて上げ幅を拡大。セクター別では食・生活必需品小売り、ソフトウェアサービスが上昇した一方、小売りが下落。

半導体メーカーのブロードコム(AVGO)やソフトウェアメーカーのオラクル(ORCL)は四半期決算の内容が予想を上回りそれぞれ上昇。防衛会社のロッキード・マーチン(LMT)はフィンランドによる同社製最新鋭ステルス戦闘機「F35」購入が好感され上昇した。ゼネラル・モーターズ(GM)はミシガン州で韓国LG化学と提携し40億ドル規模のバッテリー工場を建設、電気自動車生産拠点とする計画が報じられ買われた。また、クルーズ船を運営するロイヤルカリビアン(RCL)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。一方、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。また、映画館を運営するAMC(AMC)は、証券取引委員会(SEC)への届け出で最高経営責任者(CEO)や最高財務責任者(CFO)による自社株売却が明らかになり下落。

投資家の恐怖心理をあらわすVIX指数は20を割り込んだ。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

 提供:フィスコ

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