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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は先物中心限月で一時14.27倍まで低下


 日経225先物は11時30分時点、前日比90円安の2万7660円(-0.32%)前後で推移。寄り付きは2万7870円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7895円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。だが、「NY州で5人のオミクロン株感染を確認」との報道が伝わると、その後はショートの動きがみられており、一時2万7580円まで下落幅を広げる場面もあった。もっとも、グローベックスの米先物はこの報道にそれほど反応を示さなかったほか、ここ最近は2万7500円辺りでの底堅さが意識されていることもあり、売り一巡後は2万7700円を挟んだ保ち合いを継続している。

 日経225先物がマイナス圏での推移である一方、TOPIX先物はプラス圏で推移している。東京エレクトロン<8035>やソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>など指数インパクトの大きい値がさ株の弱い値動きが日経平均型の重荷となった。これによりNT倍率は先物中心限月で一時14.27倍まで低下する場面をみせており、10月6日につけた14.11倍を意識したトレンド形成には注意する必要が出てきた。

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