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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ギフティ、KNTCT、ラクス

ラクス <日足> 「株探」多機能チャートより
■ギフティ <4449>  2,500円  +171 円 (+7.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 ギフティ<4449>は12日ぶりの大幅反発となっている。同社は2日取引終了後、プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」所属の川崎ブレイブサンダースを運営するDeNA川崎ブレイブサンダース(川崎市幸区)に、eギフト販売システム「eGift System」が採用されたと発表した。川崎ブレイブサンダースのゲーム観戦で利用可能なeギフト「川崎ブレイブサンダース クラブ応援グッズ付きペア観戦チケット」を、ギフティが運営するWEBサービス及びスマートフォン向けアプリ「giftee」で取り扱う。なお、これはギフティと川崎ブレイブサンダースの両社で取り組む実証実験の一環であるとし、スポーツ観戦のeギフト化の実証を目的とした取り組みとしている。

■KNTCT <9726>  1,380円  +94 円 (+7.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 KNT-CTホールディングス<9726>が7%超の上昇をみせたほか、ここ下値模索が続いていたエイチ・アイ・エス<9603>も6日ぶり急反発。また、日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>など空運株も買い優勢の展開となっている。前日の米国株市場ではこれまで新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大を懸念した売りで、リオープン(経済再開)関連株が売られる流れにあったが、前日はボーイング<BA>が8%高に買われるなど大幅高でNYダウの上昇を牽引したほか、旅行やレジャー関連が軒並み買い戻される動きとなった。東京市場でも、オミクロン株を嫌気して過剰に売り込まれた銘柄を買い戻す動きが顕在化している。

■大幸薬品 <4574>  783円  +37 円 (+5.0%)  11:30現在
 大幸薬品<4574>は3日ぶりに反発。同社は2日取引終了後、「室内空気中のウイルス消毒」に関する総説論文が、英文薬学雑誌「World Journal of Pharmaceutical Research」に受理されたと発表した。この論文は近日発刊の同雑誌に掲載される予定。総説は室内空気中のウイルス消毒に関して実用的で有用な方法を検証するため、学術検索エンジンPubMed及びGoogle Scholarを用いて、1957年から2021年の間に発表された先行研究の文献を精査し、体系分析したもの。現在のところ、室内の空気を消毒する代表的な方法として、ガス(気体)やエアゾールスプレー、紫外線(UV)や光化学反応を用いたものがあるが、その中でもオゾン(O3)ガスと二酸化塩素(ClO2)ガスを使用した消毒が、室内空気中のウイルス含有エアロゾルを消毒する唯一の実用的な方法であることが示された。さらに、二酸化塩素ガスは有人環境下で非常に低い濃度で使用することができると結論づけられたとしている。

■ラクス <3923>  3,095円  +116 円 (+3.9%)  11:30現在
 ラクス<3923>は4日ぶりに反発。2日の取引終了後、22年1月からの改正電子帳簿保存法の施行を見据えて、新サービスである電子帳簿保存システム「楽楽電子保存」の提供を開始すると発表したことが好感されている。電子帳簿保存システム「楽楽電子保存」は、電子請求書発行システム「楽楽明細」で受け取った電子請求書などの帳票を電子保存・一元管理ができる無料サービス。同社では提供開始に伴い、21年12月2日から事前登録受付を開始する。

■ニフコ <7988>  3,170円  +115 円 (+3.8%)  11:30現在
 ニフコ<7988>が9日ぶりに反発している。2日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を32万株(発行済み株数の0.31%)、または10億円としており、取得期間は21年12月3日から22年1月5日まで。資本効率の向上を図るとともに、経営環境に応じた機動的な財務政策を可能にするために取得するという。

■ゴールドクレスト <8871>  1,544円  +52 円 (+3.5%)  11:30現在
 ゴールドクレスト<8871>が続伸している。2日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これが好材料視されている。上限を60万株(発行済み株数の1.76%)、または12億円としており、取得期間は21年12月3日から22年2月28日まで。株主還元の充実および資本効率の向上を図るのが狙いとしている。

■第一生命HD <8750>  2,328円  +58.5 円 (+2.6%)  11:30現在
 第一生命ホールディングス<8750>、T&Dホールディングス<8795>など大手生保株が買い優勢の展開となっている。前日の米国株市場ではNYダウが今年最大の上げ幅で急反騰したが、そのなかゴールドマン・サックス<GS>やJPモルガン<JPM>などが買われ全体指数の押し上げに寄与した。米10年債利回りが上昇に転じ、終値ベースで1.44%台まで水準を切り上げたことを好感した。中長期的にもFRBの金融引締めの動きが意識されるなか長期金利の先高期待は根強い。また、超長期金利である米30年債利回りも足もと上昇に転じた。金融資産の長期運用を手掛け、米国事業を展開する生保株には追い風として意識されている。

■アダストリア <2685>  1,832円  +45 円 (+2.5%)  11:30現在
 アダストリア<2685>が反発している。2日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比5.3%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。人流の回復や外出需要の増加、気温低下に伴う秋冬物の好調に加えて、自社ECサイト(ドットエスティ)のプロモーション効果があった。アイテム別では前年から人気の続く軽くて暖かい素材のコートやニット、パンツなどが売り上げの中心となり、雑貨ではロングブーツやクリスマスツリーなどが人気としている。なお、全店売上高は同8.0%増だった。

■すかいらーく <3197>  1,502円  +36 円 (+2.5%)  11:30現在
 すかいらーくホールディングス<3197>は反発。2日の取引終了後に発表した11月度のIRレポートで、既存店売上高が前年同月比4.7%減と4カ月連続で前年実績を下回ったものの、9月の同20.6%減、10月の同7.1%減から減収率が改善したことが好感されているようだ。政府及び自治体からの時短要請が解除されたが、既存店客数は同5.5%減と伸び悩んだことが響いた。ただ、ガストで実施している小皿プレゼントキャンペーンや、ジョナサンでのアルコールとおつまみのラインアップ強化などの施策が奏功し、客単価は同0.8%増と伸長した。なお、全店売上高は同6.8%減だった。

■王将フードサービス <9936>  5,970円  +120 円 (+2.1%)  11:30現在
 王将フードサービス<9936>が3日続伸している。2日の取引終了後に発表した11月の月次売上高(速報版)で、直営既存店売上高が前年同月比0.5%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。月後半に期間限定でスタンプ2倍押しなどのキャンペーンを行ったことなどが寄与し店内売上高が回復基調にあることに加えて、テイクアウト・デリバリー売り上げが引き続き高水準を維持したことなどが貢献した。なお、直営全店売上高は同2.2%増だった。

■ユナイテッドアローズ <7606>  1,874円  +34 円 (+1.9%)  11:30現在
 ユナイテッドアローズ<7606>が反発している。2日の取引終了後に発表した11月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比8.5%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。気温の低下や各種販促キャンペーンの実施により秋冬商品の動きが活発化したことが寄与した。特に小売既存店は売り上げ、買い上げ客数ともに回復傾向が出ているとしている。なお、全社売上高は同6.9%増だった。

■ニップン <2001>  1,609円  +29 円 (+1.8%)  11:30現在
 ニップン<2001>が反発している。2日の取引終了後、家庭用冷凍食品の出荷価格を22年2月1日納品分から値上げすると発表しており、採算改善への期待感から買われている。原材料の価格高騰や人件費、包装資材費、エネルギー費などのコストが上昇しており、これらの価格変動を企業努力だけでは吸収することが難しいとして、約5~12%値上げするとしている。

■ユーグレナ <2931>  737円  +12 円 (+1.7%)  11:30現在
 ユーグレナ<2931>は9日ぶりに反発。同社は2日取引終了後、子会社のジーンクエストが東北大学病院総合感染症科、ユーグレナと共同で、新型コロナウイルスワクチン接種による副反応の起こりやすさとの関連が示唆されるヒト遺伝子多型を日本で初めて同定したことを、プレプリント(査読前論文)サーバーである「medRxiv」に公開したと発表した。論文のタイトルは「日本人集団においてCOVID-19ワクチン副反応の起こりやすさとの関連が示唆される遺伝子多型を同定-ウェブベースのゲノムワイド関連研究を実施-」。今回公開した研究成果は、第三者による科学的な査読を経ていないプレプリント段階の発表内容としている。

■石油資源開発 <1662>  2,360円  +32 円 (+1.4%)  11:30現在
 石油関連株は底堅く推移。石油資源開発<1662>やENEOSホールディングス<5020>、出光興産<5019>が値を上げている。INPEX<1605>は横ばい圏で推移している。2日に開催された石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国から成る「OPECプラス」の会合では、増産維持が決定された。これを受け、2日のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の1月限は前日比0.93ドル高の1バレル=66.50ドルで取引を終えた。ただ、一時62ドル台まで下落するなど荒い値動きとなった。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が拡大した場合、経済活動の低迷から原油需要は伸び悩むとの見方もあり、原油相場の見通しには強弱観が対立している。

■コーテクHD <3635>  4,565円  -305 円 (-6.3%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 2日に発表した「460億円の新株予約権付社債を発行」が売り材料。
 460億円のユーロ円建て新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行する。調達資金は自己株の買付やエンタテインメント事業の成長に向けた投資資金に充てる。

●ストップ高銘柄
 Gunosy <6047>  751円  +100 円 (+15.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 グローバルウェイ <3936>  556円  -150 円 (-21.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 ラクーンHD <3031>  1,155円  -300 円 (-20.6%) ストップ安   11:30現在
 田中化学研究所 <4080>  1,570円  -400 円 (-20.3%) ストップ安   11:30現在
 アミタホールディングス <2195>  7,650円  -1,500 円 (-16.4%) ストップ安   11:30現在
 以上、4銘柄

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