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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アドウェイズ、海運株、ニチコン

アドウェイズ <日足> 「株探」多機能チャートより
■アドウェイズ <2489>  826円  +51 円 (+6.6%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 アドウェイズ<2489>は急伸。同社は1日取引終了後、株主還元及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため、600万株(発行済み株式総数に対する割合14.29%)もしくは30億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表した。取得期間は21年12月10日から22年5月9日までとしている。

■VIX短先物 <1552>  2,309円  +130 円 (+6.0%)  本日終値
 国際のETF VIX短期先物指数<1552>が5日続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。1日の米VIX指数は前日に比べ3.93(14.45%)ポイント高の31.12と急伸。終値ベースで2月1日以来、10カ月ぶりに30台に乗せた。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者が1日に米国で初めて確認されたことが嫌気され、同日のNYダウは急落した。これを受け、この日の東京市場ではVIX短先物が上昇する展開となっている。

■日本郵船 <9101>  7,990円  +400 円 (+5.3%)  本日終値
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の大手海運株が全般軟調地合いのなか強さを発揮、いずれも大きく上値を追っている。また、業種別騰落率で海運セクターは4%を超える上昇となっており、東証1部33業種中で断トツの上昇率となっている。ばら積み船市況の値動きを示すバルチック海運指数の戻り足が顕著で直近3000の大台に乗せたことが追い風材料。市場では「中国の景気が思ったよりも強いという背景が意識されていると思われる。最近では(海運株は)信用買い残など株式需給面の重さが嫌気されたものの、配当利回りの高さやPERの安さが魅力であることに変わりはない。加えて直近はモルガン・スタンレーMUFGによる大手海運会社の目標株価引き上げが観測されており、これも買い有利の流れを作っている」(準大手証券ストラテジスト)という。

■ニチコン <6996>  1,237円  +46 円 (+3.9%)  本日終値
 ニチコン<6996>が上値追い基調が鮮明。ここ全体相場は新型コロナウイルスのオミクロン株が与える影響が懸念され波乱の様相を余儀なくされているが、そのなか同社株の強さが際立つ。11月10日にマドを開けて急騰したが、その後も売り物を吸収し1000~1200円のボックス圏を上放れてきた。アルミ電解コンデンサーを主力とするコンデンサー大手だが、最近は電気自動車(EV)用フィルムコンデンサーの売り上げが急増している。世界的にEVの普及加速が見込まれるなか収益面での追い風が強い。22年3月期営業利益は従来予想の40億円から46億円に大幅増額、これは前期実績比でほぼ3倍の水準となる。

■日本ケミコン <6997>  1,869円  +58 円 (+3.2%)  本日終値
 日本ケミコン<6997>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が1日付で、同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を据え置き、目標株価を3200円から3300円に引き上げたことが好材料視された。レポートでは、22年3月期上期はマレーシアの操業度低下や原材料・物流費上昇の影響を受けながら、営業利益34億9200万円の好決算だったと評価。アルミ電解コンデンサは世界的な自動車減産により受注は減速中だが、第3四半期中に下げ止まるとみる。今後は操業度上昇と価格是正の進展、生産性の改善に伴い、四半期業績は再び力強い拡大基調に戻ると予想している。

■住友倉庫 <9303>  1,875円  +46 円 (+2.5%)  本日終値
 住友倉庫<9303>、澁澤倉庫<9304>など倉庫株に買いが集まっている。コンテナ船市況の高騰で大手海運株の業績がさま変わりしたが、グローバル物流の回復は倉庫株にとっても追い風となる。足もとでは新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大が警戒されているものの、ばら積み船市況はバルチック海運指数が急速な戻りをみせるなど市況改善の流れにある。また、商船三井<9104>による港湾運送会社の宇徳<9358>へのTOBなど大手海運会社の事業多角化の布石が表面化しており、倉庫など港湾周辺の銘柄は再編の動きも意識され株価が刺激されやすい。

■小森コーポレーション <6349>  653円  +15 円 (+2.4%)  本日終値
 小森コーポレーション<6349>は3日続伸。1日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を150万株(発行済み株数の2.67%)、または10億円としており、取得期間は21年12月2日から22年6月30日まで。株主還元及び資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。

■山陽特殊製鋼 <5481>  1,869円  +43 円 (+2.4%)  本日終値
 山陽特殊製鋼<5481>が続伸。SMBC日興証券が1日付で同社の投資判断「2(中立)」を据え置くとともに、目標株価を前回の1950円から2400円に引き上げた。欧州特殊鋼メーカーOvakoの業績への貢献度を高めている点を考慮した。中国から欧州域内への鋼材輸入が、同国の粗鋼減産政策で減少したうえ、Ovakoは世界の鉄鋼企業の中では早期に脱炭素を実現する見通しであり、環境意識の高い欧州の需要家が同社製品を選好していると評価。23年3月期も実質レベルで増益の可能性が高いと報告している。

■大阪ソーダ <4046>  2,682円  +60 円 (+2.3%)  本日終値
 大阪ソーダ<4046>はプラス圏に再浮上。同社は午前11時に、山形大学及び同大学発のベンチャーであるBIH(山形県米沢市)と進めていた次世代リチウムイオン電池の共同開発について、大阪ソーダの特殊ポリエーテルを用いたゲル状電解質により高い安全性を示す半固体電池を開発したと発表した。これまでのスマートフォンなどの電源として用いられているリチウムイオン電池は、低粘度の液体の電解質を使用しているため、液漏れや発火など安全性に課題があった。今回開発した半固体電池は、大阪ソーダの独自技術による特殊ポリエーテルを用いて電解液をゲル状にすることで安全性を大幅に向上させるだけでなく、充放電サイクル数の増加や充電時間の短縮といった高い電池性能を両立しているとしている。

■TKC <9746>  3,305円  +65 円 (+2.0%)  本日終値
 TKC<9746>が3日ぶりに反発。同社は午前10時ごろ、千葉銀行<8331>と「海外ビジネスモニター(OBM)」についてのビジネスマッチング契約を締結したと発表した。この取り組みは、千葉銀が海外展開を行う取引先企業に対してOBMを紹介し、その導入サポートをTKC全国会海外展開支援研究会に所属する約630名の税理士・公認会計士が担うというもの。これにより、千葉銀の取引先企業の海外展開を支援し、業績管理や会計処理のミス・不正を発見・牽制する。千葉銀との契約により、全国9金融機関とOBMのビジネスマッチング契約を締結したことになるとしている。

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