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【市況】ダウ平均は小幅安 IT・ハイテク株には値ごろ感の買いも=米国株前半

NY株式24日(NY時間13:14)
ダウ平均   35793.97(-19.83 -0.06%)
ナスダック   15810.93(+35.79 +0.23%)
CME日経平均先物 29420(大証終比:+50 +0.17%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安。明日の感謝祭休暇を控えて商いも薄い中、序盤は前日の流れを引き継ぎ、IT・ハイテク株への売りが強まった。ナスダックも一時1%超の下げ幅となったが、売りが一巡すると値ごろ感の買い戻しも入りプラスに転じている。IT・ハイテク株の売り要因となっている米国債利回りが上げを一服させていることが買い戻しを誘発している模様。

 そのほかセクター別では、エネルギー株が上昇の一方、米国債利回りの上げ一服で銀行株が利益確定売りに押されている。そのほかはまちまちの動き。

 この日発表の米新規失業保険申請件数は20万人を割り込み、歴史的な低水準となったほか、10月の個人消費支出のデータは予想を上回り、力強い個人消費を示している。雇用改善と伴にインフレ長期化への警戒を高める内容でもあり、市場の評価もまちまちのようだ。ただ、市場はFRBによる来年半ばの利上げ開始を織り込もうとしているが、その動きを正当化す内容ではあった。

 小売り関連企業の決算が続いており、取引開始前までにギャップ<GPS>やノードストロム<JWN>が第3四半期の決算を発表していた。しかし、いずれも冴えいない反応となっており、株価は大幅安となっている。

 このあと、FOMC議事録が控えており注目される。

ギャップ<GPS> 18.11(-5.41 -22.99%)
ノードストローム<JWN> 22.69(-9.25 -28.95%)

アルファベット(C)<GOOG> 2933.28(-1.86 -0.06%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 340.39(+3.14 +0.93%)
ネットフリックス<NFLX> 658.74(+4.68 +0.72%)
テスラ<TSLA> 1120.35(+11.32 +1.02%)
アマゾン<AMZN> 3595.00(+14.96 +0.42%)
エヌビディア<NVDA> 324.64(+7.18 +2.26%)
AMD<AMD> 155.30(+5.38 +3.59%)
ツイッター<TWTR> 47.20(+0.06 +0.13%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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