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【材料】アイリックコーポレーション---1Qは2ケタ増収・大幅な増益、全事業が順調に推移

アイリック <日足> 「株探」多機能チャートより

アイリックコーポレーション<7325>は12日、2022年6月期第1四半期(21年7月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比22.7%増の12.56億円、営業利益が同346.3%増の0.89億円、経常利益が同338.4%増の0.93億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1,262.7%増の0.55億円となった。

保険販売事業の売上高は前年同期比14.1%増の7.63億円、セグメント利益は同0.4%増の1.04億円となった。直営店部門は、Webによる予約数は順調に増加したものの、緊急事態宣言の延長等により、既存店における直接来店件数は低調に推移した。しかし、前期末からの積極的な出店方針を継続し、9月末の直営店舗数は前期末比5店舗増の57店舗となり、新規出店の効果から売上高は堅調に推移した。法人営業部門は、新規案件及び既存顧客の追加契約の獲得により、売上高は好調な結果となった。

ソリューション事業の売上高は前年同期比23.5%増の3.50億円、セグメント利益は同112.0%増の1.28億円となった。FC部門は、9月末のFC店舗数は前期末より1店舗減の194店舗となった。ただ、他業種などからの新規参入意欲は引き続き大きく、FC登録見込数の増加傾向が続いている。AS部門は、大手及び中堅生命保険会社において「スマートOCR(R)健康診断書」や「スマートOCR(R)診療明細書」の導入、大手保険会社におけるカスタマイズ開発があり、好調に推移した。9月末のID数は、保険代理店による「AS-BOX」の導入が進んだことから、6月末の8,401IDから8,673IDに増加した。また保険販売に積極的な地方銀行の増加傾向は続いており、9月末における銀行の導入は27行となった。

システム事業の売上高は前年同期比99.3%増の1.43億円、セグメント利益は0.08億円(前年同期は0.04億円の損失)となった。インフォディオは、「スマートOCR(R)」の新規受注が好調に推移し、また独立法人統計センターなど受注済みの開発案件から発生するサブスクリプション売上もあり、売上高は大幅増収となった。同システムについては引き続き多くの問い合わせがあり、今後の同社グループの業績を牽引することが期待できる事業の一つとしている。

2022年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比20.0%増の55.64億円、営業利益が同50.3%増の5.50億円、経常利益が同48.8%増の5.57億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同49.6%増の3.49億円とする計画を据え置いている。

《ST》

 提供:フィスコ

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