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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 2万9500円固めを意識した押し目狙いのスタンスに


 日経225先物は11時30分時点、前日比270円高の2万9570円(+0.92%)前後で推移。寄り付きは2万9440円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9415円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まり、一時2万9660円まで上昇幅を広げる場面があった。買い一巡後は2万9550円を挟んだ狭いレンジで推移するなか、中国、上海市場が小幅ながらもプラス圏で推移していることもあって、前引けにかけては再び2万9600円を回復する場面がみられた。

 米半導体株の上昇の流れを引き継ぐ格好で、指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>などがけん引する格好となった。また、日経平均株価が寄り付きを安値に上げ幅を広げているほか、SQ値(2万9388円47銭)を上回って推移していることから、センチメントの改善に繋がっている。

 なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.59倍まで上昇したものの14.60倍の抵抗線を超えられず、14.50倍を挟んだ保ち合いを継続。後場はこう着感が強まりやすいだろうが、2万9500円固めを意識した押し目狙いのスタンスになろう。

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