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【材料】パランティアが決算受け下落 営業利益率の鈍化見通しを嫌気=米国株個別

 パランティア・テクノロジーズ<PLTR>が商いを伴って下落。同社は米国の防衛・諜報機関のアナリスト向けにソフトウェアを提供する。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を上回った。ただ、市場は第4四半期の営業利益率の見通しが22%と第3四半期の30%から鈍化を見込んでいることを嫌気さしている模様。アナリストは24%を期待していた。

 同社は今年、採用活動を行い150人の従業員が加わった。また、マーケティング費用の劇的な増加が営業利益率の鈍化につながると見ている。各顧客からの売上高も将来的に平均して減少が予想されるとも述べた。

 同社は第3四半期に株式ベースの報酬に2億ドル以上を費やしていたが、これは会社の純利益に不満を抱いている多くの投資家にとって長い間の悩みだった。ただ、同社のサンカーCOOは、これらのコストは前四半期から減少しており、今後も減少するはずだと述べている。しかし、それらは完全に消えることはなく、従業員にインセンティブを与え、既存株主と同期させるのに非常に重要との認識を示した。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.04ドル(予想:0.04ドル)
・売上高:3.92億ドル(予想:3.85億ドル)
・営業利益率(調整後):30%
・EBITDA(調整後):1.19億ドル(予想:0.79億ドル)
・FCF(調整後):1.19億ドル
・当座資産:23.4億ドル

(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:4.18億ドル(予想:4.01億ドル)
・営業利益率(調整後):22%

(通期見通し)
・売上高:15.3億ドル(予想:15.1億ドル)
・FCF(調整後):4億ドル以上

(NY時間14:39)
パランティア<PLTR> 24.39(-2.36 -8.83%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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