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【材料】ドラフトキングスは決算不調も株価は上昇=米国株個別

 スポーツオンラインカジノのドラフトキングス<DKNG>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益が予想以上の赤字だったほか、売上高も予想を下回った。NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の試合が順調に進まなかったことが一部響いた。同社は、フットボールの試合が順調に進んでいたならば、売上高は4000万ドル高かったと語った。通期については、売上高見通しのレンジを狭めたものの、予想は下回った。一方、22会計年度の売上高見通しは17億ー19億ドルと予想範囲内となった。

 同社は積極的なM&A戦略を展開しているが、英エンテインを買収失敗後、次の行動を模索している。同社のロビンズCEOは「2022年初頭までにゴールデン・ナゲット・オンラインの15.6億ドルの買収完了することを目指している」と語った。

 ただ、株価は寄り付きこそ下げて始まったものの、市場全体のムードがよく、売り一巡後は直ぐに買い戻しが入りプラスに転じている。

(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-1.30ドル(予想:-1.05ドル)
・売上高:2.13億ドル(予想:2.36億ドル)
・EBITDA(調整後):-3.14億ドル(予想:-2.67億ドル)
・月間ユーザー単価:47ドル

(通期見通し)
・売上高:12.4~12.8億ドル(従来:12.1~12.9億ドル)(予想:12.9億ドル)

(22会計年度の通期見通し)
・売上高:17~19億ドル(予想:18億ドル)

(NY時間10:27)
ドラフトキングス<DKNG> 45.65(+0.97 +2.16%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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