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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 75日線水準まで調整した後はショートカバーの動きに


 日経225先物は11時30分時点、前日比10円高の2万8770円(+0.03%)前後で推移。寄り付きは2万8780円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8905円)を大きく下回って始まった。米国では取引終了後に予想を下回る決算を発表したアップル<AAPL>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>が時間外取引で下落。グローベックスの米株先物も弱い値動きで推移するなかでショートが強まり、前場半ばには一時2万8470円まで下落幅を広げる場面がみられた。ただし、支持線として意識される75日移動平均線まで調整したほか、中国恒大がドル建て債の利払いを行ったとの報道をきっかけにショートカバーが強まり、前引けにかけてプラスに転じている。

 日経225先物は、寄り付き後に2万8880円まで上昇する場面もあったが、アップルなどの時間外での下落を手掛かりにショートを仕掛けられた格好であろう。もっとも、25日線と75日線とのレンジ内での推移であるほか、31日の衆院選を控えポジションを傾ける動きはなく、短期的な売買によるリバランスの動きにとどまっている。後場は月末ドレッシングの影響もありそうだが、25日線水準での底堅い値動きになりそうだ。

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