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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 売り一巡感、ショート筋にとってもカバーを入れやすい水準に


 日経225先物は11時30分時点、前日比530円安の2万7700円(-1.87%)前後で推移。寄り付きは2万7940円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7900円)にサヤ寄せする格好から売りが先行した。寄り付き後も売りは続き、前場半ばには一時2万7450円まで下落幅を広げる場面がみられた。ただし、前引けにかけては買い戻しとみられる売買によりランチタイムでは2万7800円を回復するなど、下落幅を縮めて推移。

 日経225先物は売り優勢のなかで2万7450円まで下落した後は、52週移動平均線水準まで戻してきており、ひとまず同線が支持線として意識されそうだ。

 指数インパクトの大きいファーストリテイリング<9983>が一時8%を超える下落となるなど需給は悪化しており、大きな切り返しは考えづらいが、落ち着きをみせてくることが期待される。日経225先物は直近3日間で2000円超下落していることもあり、ショート筋にとってもカバーを入れやすいだろう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下し、8月下旬のボトム水準まで下げたことで、一巡感が意識されやすい。

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