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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 2万9000円を割り込んだことでショートが強まる


 日経225先物は11時30分時点、前日比840円安の2万8840円(-2.83%)前後と大幅に下落して推移。寄り付きは2万9310円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9305円)にサヤ寄せする格好から売りが先行して始まった。売り一巡後は2万9410円と下げ幅を縮める局面もみられたが、前場半ば辺りから急速に下げ幅を広げると、前引け直後には2万8770円まで急落している。

 日経225先物はギャップスタート後、日銀短観の結果を受けて、いったん下げ幅を縮める動きをみせた。しかし、グローベックスの米株先物ではNYダウ先物が200ドルを超す下落となったほか、アジア市場の弱い値動きを受けて、ショートの動きが強まったようだ。心理的な支持線の2万9000円を割り込んだことで、売り方にとっては仕掛けやすいタイミングとなった。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.51倍と横ばいで推移しているものの、一時14.59倍まで上昇するなど、NTロングによるスプレッド狙いの動きもみられる。

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