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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オーケストラ、日本オラクル、東電HD

オーケストラ <日足> 「株探」多機能チャートより
■オーケストラ <6533>  4,470円  +600 円 (+15.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 Orchestra Holdings<6533>が急騰。21日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を142億円から156億2000万円(前期比32.1%増)へ、営業利益を8億7000万円から11億3100万円(同64.8%増)へ、純利益を5億4000万円から7億200万円(同61.2%増)へ上方修正した。デジタルマーケティング事業で、既存顧客への追加提案や新規顧客開拓が順調に進み、想定を上回る勢いで受注が堅調に推移しているほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業で注力するセールスフォース案件の受注が好調に推移していることが要因。また、DX事業における採用・教育活動が順調に進んだことから、早期に開発体制を強化することができ、想定よりも利益率が改善したことも寄与する。

■日本オラクル <4716>  9,910円  +540 円 (+5.8%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 日本オラクル<4716>が急反発。データベース管理ソフト最大手で、クラウドサービス分野も深耕しているが、足もとの業績は企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を捉え好調に推移している。21日取引終了後に発表した21年6~8月期決算は営業利益が前年同期比17%増の169億4500万円と2ケタ成長を確保しており、これを評価する形で投資資金を引き寄せた。また、同日に来年4月の東証の市場再編で「スタンダード市場」への選択申請を決議したことも併せて発表している。株価は前日に全体相場の波乱に流され下値を試したが、25日移動平均線上で下げ止まる形で下値抵抗力の強さを発揮していた。きょうは同移動平均線を足場にリバウンドに転じている。

■アイホン <6718>  2,468円  +117 円 (+5.0%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 インターホン大手のアイホン<6718>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は21日取引終了後に、22年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前年同期比2.4倍の28億円(従来予想は15億円)に引き上げた。売上高の見通しも同22.9%増の250億円(従来予想は246億円)に上方修正。国内の集合住宅市場で積極的な営業活動を行ってきたことが奏功しているほか、利益面では一部経費を下期に繰り越したことが寄与するとしている。22年3月期通期の連結業績予想については、売上高見通しを従来予想の前期比13.8%増の525億円で据え置く一方、営業利益の見通しは前期比38.0%増の50億円(従来予想は45億円)に引き上げた。また、中間配当を従来計画比10円増額の35円(前年の中間配当は25円)とする方針を示した。これにより、期末配当計画53円とあわせた年間配当は88円(前期は65円)となる。

■ビザスク <4490>  6,370円  +290 円 (+4.8%)  本日終値
 ビザスク<4490>は大幅反発。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「新規事業の立ち上げを検討する企業向けに市場調査を代行するサービスを始める」と報じられており、これが好材料視されたようだ。記事によると、コンサルタントとして登録する専門人材が知見を生かして調査を担うという。コンサルと切り離した形で調査を請け負うことで、需要の掘り起こしが期待されている。

■フリュー <6238>  1,906円  +66 円 (+3.6%)  本日終値
 フリュー<6238>が反発し、年初来高値を更新した。同社は21日取引終了後に、8月度の月次概況(速報)を発表。売上高は前年同月比47.1%増の30億5000万円となり、今期に入って前年実績を上回って推移していることが好感されたようだ。プリントシールの売上高は同19.8%減の5億5100万円にとどまった一方、キャラクター・マーチャンダイジングは同3.1倍の15億8700万円に伸長。コンテンツ・メディアは同0.3%増の7億5300万円、ゲームは同26.4%増の1億5800万円となった。

■東電HD <9501>  320円  +11 円 (+3.6%)  本日終値
 東京電力ホールディングス<9501>は全体軟調地合いのなか高い。自民党総裁選における争点の一つとして原発政策に関心が集まるなか、これまで脱原発を掲げていた河野太郎規制改革相が再稼働を当面容認する姿勢を示したほか、そのほかの各候補者とも再稼働を進める方針にあることが伝わっている。これを受けて、足もと電力株に対する過度な警戒感が後退しており、東電HD株を買い戻す動きにつながっているとみられる。同社はきょう、傘下の東京電力パワーグリッドなどが国際協力機構(JICA)との間で、ラオス電力公社の経営マネジメント改善プロジェクトに関する契約を締結したと発表しており、これを好感する向きもあるようだ。

■西松屋チェーン <7545>  1,453円  +38 円 (+2.7%)  本日終値
 西松屋チェーン<7545>は反発。21日の取引終了後に発表した9月度(8月21日~9月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比9.6%増と5カ月ぶりに前年実績を上回った。気温の低下に伴い、長袖Tシャツや肌着、パジャマなど秋物衣料の売り上げが好調だった。また、育児・服飾雑貨の売り上げも伸長した。なお、全店売上高は同12.0%増だった。

■飯田GHD <3291>  2,973円  +78 円 (+2.7%)  本日終値
 飯田グループホールディングス<3291>が3日ぶり反発。21日の取引終了後、22年3月期の配当予想の増額を発表。前期比16円増となる90円(中間・期末それぞれ45円)とし、従来予想の74円から引き上げた。

■Genky <9267>  5,260円  +100 円 (+1.9%)  本日終値
 Genky DrugStores<9267>が反発。SMBC日興証券が21日付で投資評価「1」を継続し、目標株価を4600円から6300円へ引き上げた。同社はディスカウント型・食品強化型ドラッグストアとして業界内で好調さを継続しており、他社も同様の試みを図るが、同社は従前からのローコスト経営で地盤エリア内において有利な状況にあると同証券では評価。また、同社の現在の店舗数は343(21年6月期)と大手他社比では出遅れているが、岐阜の物流・食品加工センターを中心に高速出店へシフトしている点にも注目している。21年6月初以降の株価上昇率は5割超だが、バリュエーションは同業他社比で割安であると指摘している。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,449円  +120 円 (+1.9%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>は強弱観対立のなか、前営業日終値近辺で売り買いを錯綜させた。ここにきて株価は再び下値模索の動きをみせ、前日は日経平均先物絡みのインデックス売りの影響もあって5%の大幅安となった。中国不動産大手・恒大集団の過剰債務問題を背景に中国ネット系企業に投資するソフトバンクGに影響が及ぶことが懸念されている。また、米ハイテク企業への投資にも積極的で、前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が小幅ながらプラス圏で引けたことはポジティブ材料といえる。足もとでは値ごろ感からの押し目買いと、底値を拾った短期筋の売りが見合いとなって方向感の定まらない値動き。前日は株価が大幅安だったにもかかわらず、東証1部上場企業のなかで売買代金トップとなっており、引き続き市場の注目度の高さがうかがわれる。

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