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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):VIX短先物、第一三共、JAL

JAL <日足> 「株探」多機能チャートより
■VIX短先物 <1552>  2,572円  +365 円 (+16.5%)  本日終値
 国際のETF VIX短期先物指数<1552>が5日ぶりに急反発。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。20日の米VIX指数は前日に比べ4.90(23.55%)ポイント高の25.71と急伸し、3月初旬以来、6カ月半ぶりの水準に上昇した。一時、28.79まで値を上げる場面があった。中国不動産大手の中国恒大集団の経営不安で同日のNYダウが大幅安となった。これを受け、この日の東京市場ではVIX短先物が上昇している。

■旭ダイヤモンド工業 <6140>  654円  +87 円 (+15.3%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 旭ダイヤモンド工業<6140>は急伸し年初来高値を更新。前週末17日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を168億円から181億円(前年同期比24.6%増)へ、営業利益3億7000万円から11億円(前年同期8億1200万円の赤字)へ、純利益を5億8000万円から11億円(同8億1500万円の赤字)へ上方修正した。半導体需要の拡大や工作機械の受注増加に伴い想定以上の売上高の伸長や、持ち分法適用関連会社の投資利益による営業外収入の増加が見込まれることが要因。同時に、従来4円を予定していた中間配当を8円に引き上げると発表したことも好材料視されている。期末配当予想は据え置いたことから年間配当は12円となり、前期実績に対しては6円の増配となる予定だ。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高350億円(前期比16.1%増)、営業損益11億9000万円(前期7億3200万円の赤字)、最終損益11億4000万円(同3億3100万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

■第一三共 <4568>  3,020円  +215.5 円 (+7.7%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 第一三共<4568>が急伸。前週末17日の取引終了後、英アストラゼネカ社とHER2に対する抗体薬物複合体「トラスツズマブ デルクステカン」(DS-8201)について、中国でのHER陽性の胃がん患者への三次治療を対象とした第2相臨床試験を開始したと発表。同試験は、2つ以上の前治療歴のあるHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃または胃食道接合部腺がん患者を対象に、同剤の有効性と安全性を評価する試験という。中国において、胃がんの罹患率は高く全世界の胃がん患者の約半数を占めていることから、中国のHER2陽性の胃がん患者に対する新たな治療の選択肢の提供を目指すとしている。

■エイチ・アイ・エス <9603>  2,464円  +119 円 (+5.1%)  本日終値
 エイチ・アイ・エス<9603>やアドベンチャー<6030>、オープンドア<3926>など旅行関連株が全体地合い悪のなか買いを集めた。ここ全国的に新型コロナウイルスの新規感染者数が急減しており、株式市場でもワクチン接種が概ね完了する今秋の行動制限緩和に向けた期待感が高まっているようだ。エアトリ<6191>やKNT-CTホールディングス<9726>、HANATOUR JAPAN<6561>、旅工房<6548>なども高い。

■京三製作所 <6742>  535円  +24 円 (+4.7%)  本日終値
 京三製作所<6742>が反発し年初来高値を更新した。前週末17日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を740億円から750億円(前期比20.5%増)へ、営業利益を37億円から40億円(同3.3倍)へ、純利益を40億円から80億円(前期79億2100万円の赤字)へ上方修正した。本社工場で今年1月に発生した火災による影響が生じた生産体制の早期復旧に努めたことで、売り上げ時期の前倒しが可能となることが要因。また、工場火災に伴う保険金の受け取りも考慮したという。

■日本航空 <9201>  2,499円  +107 円 (+4.5%)  本日終値
 日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>など空運株が全体波乱相場のなか強い動きで目を引く。新型コロナウイルス感染者数の増加にピークアウト感がでるなか、貸株調達などを含めた空売り筋の買い戻しが株価に浮揚力を与えている。また。「世界的に脱炭素の流れが強まるなか、航空業界は環境負荷の少ないSAF(持続可能な航空燃料)への切り替えに取り組んでいる。バイオジェット燃料などクリーンエネルギーシフトの動きが本格化するなか、空運株の株価にはプラスに働いている」(国内証券アナリスト)という指摘もある。

■日本空港ビルデング <9706>  5,020円  +210 円 (+4.4%)  本日終値
 日本空港ビルデング<9706>は全体急落相場のなか4日ぶりに反発に転じた。同社は羽田空港ビルの賃貸管理のほか羽田・成田の免税店運営などを行っている。きょうは日経平均が600円超の下落をみせるなか、新型コロナウイルス感染者数がピークアウトしたことを背景に空運株などに空売りの買い戻しが目立つ状況にある。また、きょうは東京市場だけでなくシンガポールなどアジア株市場で空運株が買われる流れになっているもようで、市場では「バイデン米政権が20日に、新型コロナウイルスのワクチン接種が完了した人の渡航を11月上旬から一部認めるとの声明を出したことで、グローバルでの人の流れが回復するとの見方が、買い戻しを誘発している」(中堅証券ストラテジスト)としている。日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>だけでなく、同社にも収益機会が広がるとの思惑が投資資金の流入につながっている。

■クレスコ <4674>  2,156円  +70 円 (+3.4%)  本日終値
 クレスコ<4674>が地合い悪のなか続伸、前週14日の高値2143円をクリアし年初来高値更新と強さをみせている。独立系のソフト受託開発会社で金融機関向けの実績が高い。AIやロボティクス分野に力を入れ、既有のアプリケーションのコア技術にこれらを融合して事業領域拡張を図っている。24年3月期に売上高500億円(前期実績397億円)を設定、更に30年度までに1000億円にする目標を策定しており、中期的な成長期待が強い。株価は8月11日に下ヒゲでつけた1759円を目先の底にその後一貫した上昇トレンドを続け、時価は18年2月以来3年7カ月ぶりの高値水準を走っている。

■大紀アルミニウム工業所 <5702>  1,848円  +58 円 (+3.2%)  本日終値
 大紀アルミニウム工業所<5702>が反発。前週末17日の取引終了後、22年3月期の配当予想について、中間・期末各18円の年36円から中間・期末各25円の年50円に増額修正した。なお、前期実績に対しては22円の増配になる予定だ。

■高圧ガス工業 <4097>  802円  +2 円 (+0.3%)  本日終値
 高圧ガス工業<4097>は全般急落相場の中にあって強さを発揮し3日続伸、800円近辺で売り物をこなして上値追い基調をキープしている。同社は工業ガスを製造し、溶解アセチレンでは最大手に位置する。コロナ禍にあっても足もとの業績は会社側想定を上回って好調に推移している。前週末17日取引終了後22年3月期中間期(21年4~9月)の業績予想修正を発表、営業利益は従来予想の20億円から24億円(前年同期比49%増)に増額しており、これを好感する買いを引き寄せた。PER 11倍台でPBR0.7倍前後と株価指標面でも割安感があることも強みとなっている。

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