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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:VIX短先物、第一三共、JAL

JAL <日足> 「株探」多機能チャートより
■VIX短先物 <1552>  2,560円  +353 円 (+16.0%)  11:30現在
 国際のETF VIX短期先物指数<1552>が5日ぶりに急反発。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。20日の米VIX指数は前日に比べ4.90(23.55%)ポイント高の25.71と急伸し、3月初旬以来、6カ月半ぶりの水準に上昇した。一時、28.79まで値を上げる場面があった。中国不動産大手の中国恒大集団の経営不安で同日のNYダウが大幅安となった。これを受け、この日の東京市場ではVIX短先物が上昇している。

■旭ダイヤモンド工業 <6140>  649円  +82 円 (+14.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 旭ダイヤモンド工業<6140>は急伸し年初来高値を更新。前週末17日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を168億円から181億円(前年同期比24.6%増)へ、営業利益3億7000万円から11億円(前年同期8億1200万円の赤字)へ、純利益を5億8000万円から11億円(同8億1500万円の赤字)へ上方修正しており、これが好感されている。半導体需要の拡大や工作機械の受注増加に伴い想定以上の売上高の伸長や、持ち分法適用関連会社の投資利益による営業外収入の増加が見込まれることが要因。同時に、従来4円を予定していた中間配当を8円に引き上げると発表したことも好材料視されている。期末配当予想は据え置いたことから年間配当は12円となり、前期実績に対しては6円の増配となる予定だ。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高350億円(前期比16.1%増)、営業損益11億9000万円(前期7億3200万円の赤字)、最終損益11億4000万円(同3億3100万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

■第一三共 <4568>  3,015円  +210.5 円 (+7.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 第一三共<4568>が急伸している。前週末17日の取引終了後、英アストラゼネカ社とHER2に対する抗体薬物複合体「トラスツズマブ デルクステカン」(DS-8201)について、中国でのHER陽性の胃がん患者への三次治療を対象とした第2相臨床試験を開始したと発表しており、これが好感されている。同試験は、2つ以上の前治療歴のあるHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃または胃食道接合部腺がん患者を対象に、同剤の有効性と安全性を評価する試験という。中国において、胃がんの罹患率は高く全世界の胃がん患者の約半数を占めていることから、中国のHER2陽性の胃がん患者に対する新たな治療の選択肢の提供を目指すとしている。

■京三製作所 <6742>  531円  +20 円 (+3.9%)  11:30現在
 京三製作所<6742>が反発し年初来高値を更新した。前週末17日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を740億円から750億円(前期比20.5%増)へ、営業利益を37億円から40億円(同3.3倍)へ、純利益を40億円から80億円(前期79億2100万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。本社工場で今年1月に発生した火災による影響が生じた生産体制の早期復旧に努めたことで、売り上げ時期の前倒しが可能となることが要因。また、工場火災に伴う保険金の受け取りも考慮したという。

■日本航空 <9201>  2,468円  +76 円 (+3.2%)  11:30現在
 日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>など空運株が全体波乱相場のなか強い動きで目を引く。新型コロナウイルス感染者数の増加にピークアウト感がでるなか、貸株調達などを含めた空売り筋の買い戻しが株価に浮揚力を与えている。また。「世界的に脱炭素の流れが強まるなか、航空業界は環境負荷の少ないSAF(持続可能な航空燃料)への切り替えに取り組んでいる。バイオジェット燃料などクリーンエネルギーシフトの動きが本格化するなか、空運株の株価にはプラスに働いている」(国内証券アナリスト)という指摘もある。

■クレスコ <4674>  2,149円  +63 円 (+3.0%)  11:30現在
 クレスコ<4674>が地合い悪のなか続伸、前週14日の高値2143円をクリアし年初来高値更新と強さをみせている。独立系のソフト受託開発会社で金融機関向けの実績が高い。AIやロボティクス分野に力を入れ、既有のアプリケーションのコア技術にこれらを融合して事業領域拡張を図っている。24年3月期に売上高500億円(前期実績397億円)を設定、更に30年度までに1000億円にする目標を策定しており、中期的な成長期待が強い。株価は8月11日に下ヒゲでつけた1759円を目先の底にその後一貫した上昇トレンドを続け、時価は18年2月以来3年7カ月ぶりの高値水準を走っている。

■大紀アルミニウム工業所 <5702>  1,835円  +45 円 (+2.5%)  11:30現在
 大紀アルミニウム工業所<5702>が反発している。前週末17日の取引終了後、22年3月期の配当予想について、中間・期末各18円の年36円から中間・期末各25円の年50円に増額修正したことが好感されている。なお、前期実績に対しては22円の増配になる予定だ。

■高圧ガス工業 <4097>  806円  +6 円 (+0.8%)  11:30現在
 高圧ガス工業<4097>は全般急落相場の中にあって強さを発揮し3日続伸、800円近辺で売り物をこなして上値追い基調をキープしている。同社は工業ガスを製造し、溶解アセチレンでは最大手に位置する。コロナ禍にあっても足もとの業績は会社側想定を上回って好調に推移している。前週末17日取引終了後22年3月期中間期(21年4~9月)の業績予想修正を発表、営業利益は従来予想の20億円から24億円(前年同期比49%増)に増額しており、これを好感する買いを引き寄せている。PER 11倍台でPBR0.7倍前後と株価指標面でも割安感があることも強みとなっている。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,300円  -361 円 (-5.4%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が売り気配スタートで急反落。前週末は5日ぶりに反発したがきょうは改めて売り直される展開となっている。中国不動産大手の恒大集団の資金繰り不安を背景とした巨額のデフォルトリスクが世界株市場を揺るがしている。前日の米国株市場では主要株指数が揃って急落、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は2%を超える下げとなった。米ハイテク企業に積極投資する同社は同指数との株価連動性が高く、足もとの下げを助長している。また同社は、中国電子商取引最大手のアリババ<BABA>をはじめ、中国ネット系企業への出資も目立っていることから、目先取り沙汰されている中国リスクが重荷となりやすい。

■マネックスグループ <8698>  572円  -24 円 (-4.0%)  11:30現在
 マネックスグループ<8698>やセレス<3696>が大幅安。中国不動産大手の中国恒大集団の資金繰り懸念を背景に世界同時株安の様相を呈しているが、こうしたリスク回避の流れが仮想通貨(暗号資産)市場にも波及している。前週末に4万7000ドル水準で推移していたビットコイン価格は前日20日から下げが加速し、足もと一時4万ドル近辺まで急落する場面があった。これを受け、全体相場の地合い悪化も影響する形で、仮想通貨関連株に幅広く売りが出ている。リミックスポイント<3825>、gumi<3903>、GMOフィナンシャルホールディングス<7177>なども安い。

■日経レバ <1570>  16,870円  -700 円 (-4.0%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が朝方ウリ気配スタートで始まる展開で大幅反落。一気に1万7000円台を割り込み、今月9日以来約2週間ぶりに1万6000円台まで水準を切り下げた。中国の恒大集団の資金繰り不安が強まるなか、巨額のデフォルトリスクへの警戒感から世界同時株安の様相となっている。前日の米国株市場ではNYダウが一時900ドルを超える下げをみせたのをはじめ、主要株3指数がいずれも急落、恐怖指数と称されるVIX指数も25.71まで急上昇しており、これを受けて東京市場でもリスク回避ムードが強まっている。日経レバは日経平均株価にリンクされたETFで変動率が2倍に基本設定されておりボラティリティの高さが特徴。全体相場が波乱含みとなる局面では投資マネーの売り買いが活発化する傾向がある。

■ファナック <6954>  25,745円  -885 円 (-3.3%)  11:30現在
 ファナック<6954>、安川電機<6506>などの機械株の下げが目立っている。中国の恒大集団の資金繰り悪化による巨額のデフォルトリスクが懸念されるなか、中国向け売上依存比率の高い設備投資関連株には逆風が意識されている。業種別騰落率で「機械」は東証1部33業種中で一時値下がり率トップとなった。今回の恒大集団の問題に先立って中国の経済指標も景気の減速傾向を示しており、中国関連株に位置づけられる銘柄群には目先筋の売り圧力が強まった。

■東京エレクトロン <8035>  54,040円  -1,390 円 (-2.5%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連株が大きく下値を探る展開を余儀なくされている。中国不動産大手の恒大集団の巨額債務が懸念されているほか、米国ではFOMCを控え前倒し的なテーパリングに向けた警戒感も強く、世界株市場は再びリスクオフの様相を強めている。前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要株指数が揃って急落をみせたほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は続落し、主要指数を上回る下げ率で2.4%安に売り込まれた。これを受けて東京市場でも、これまで相場の牽引役を担っていた半導体セクターの主力株にも利益確定の売りが表面化している。

■ナガワ <9663>  11,960円  -240 円 (-2.0%)  11:30現在
 ナガワ<9663>が3日続落している。午前11時ごろ、60円を予定していた22年3月期の期末一括配当予想を65円に引き上げると発表したが、株価は全般安に連れ軟調な動きとなっている。10月3日に上場30周年を迎えるのを記念して5円の記念配当を実施するという。

■三菱UFJ <8306>  632.7円  -9.4 円 (-1.5%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが売られる展開となっている。中国不動産大手の恒大集団の債務問題がクローズアップされているが、ドル建て債券も保有していることで警戒感が強い。そうしたなか前日の米国株市場ではリスク回避の売りが集中し、NYダウが一時900ドルを超える下落をみせたが、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やシティグループ<C>、バンカメ<BAC>など金融主力株が軒並み売り込まれ、全体相場の下げに影響した。米長期金利は一時1.31%台まで急落しており、運用環境の悪化が株価にネガティブ材料となっている。東京市場でも米国事業を展開する大手金融株には売り圧力が強まった。

■EAJ <6063>  1,133円  +150 円 (+15.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 日本エマージェンシーアシスタンス<6063>が150円高はストップ高となる1133円でカイ気配となっている。前週末17日の取引終了後、これまで非開示としていた21年12月期の売上高予想について、42億6700万円(前期比89.5%増)と発表しており、これを好感した買いが膨らんでいるようだ。厚生労働省から受託している「入国者等健康フォローアップセンター業務」の拡大に伴い、契約金額が増額変更されることになったことが要因。なお会社側では、売上高以外の営業利益や純利益などについては合理的に算定可能となった時点で公表するとしており、引き続き非開示とした。

●ストップ高銘柄
 EAJ <6063>  1,133円  +150 円 (+15.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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