【材料】オラクルが決算受け下落 成長鈍化を嫌気=米国株個別
オラクル<ORCL>が下落。前日引け後に6-8月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想範囲内に留まった。主力事業であるクラウド向けアプリケーションの収益が前四半期から鈍化した。クラウドサービスおよびライセンスサポートの売上高は73.7億ドルと予想を下回った。クラウドと業務用ライセンスの売上高も8%減少し予想を下回っている。
カッツCEOは9ー11月期(第2四半期)について、売上高が前年比3ー5%増になるとの見通しを示した。予想は4%増の102億ドルが見込まれていた。
アナリストからは「今回の決算は成長を牽引している部門および、衰退している部門についての開示が不足しており、今年度の持続的な収益加速について確信を得ることができない」とのコメントも出ている。売上高の伸びは第4四半期の8%から4%に減速し、ブッキングの伸びについても第4四半期の10.5%から大幅に減速していると見られる。フリーキャッシュ・フロー(FCF)についても再び赤字に転じており、営業キャッシュフローも前年比9%減少した。「現時点では成長見通しの更なる可視性を待つ傍観者に留まらざるを得ない」とも語った。
(6-8月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.03ドル(予想:0.97ドル)
・売上高:97.3億ドル(予想:97.7億ドル)
クラウドサービス・ライセンスサポート:73.7億ドル(予想:74億ドル)
ハードウエア:7.63億ドル(予想:7.85億ドル)
サービス:7.81億ドル(予想:7.38億ドル)
・営業利益率(調整後):45%(予想:42.5%)
(9-11月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.09~1.13ドル(予想:1.09ドル)
・売上高:3~5%増
(NY時間09:41)
オラクル<ORCL> 85.16(-3.74 -4.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
カッツCEOは9ー11月期(第2四半期)について、売上高が前年比3ー5%増になるとの見通しを示した。予想は4%増の102億ドルが見込まれていた。
アナリストからは「今回の決算は成長を牽引している部門および、衰退している部門についての開示が不足しており、今年度の持続的な収益加速について確信を得ることができない」とのコメントも出ている。売上高の伸びは第4四半期の8%から4%に減速し、ブッキングの伸びについても第4四半期の10.5%から大幅に減速していると見られる。フリーキャッシュ・フロー(FCF)についても再び赤字に転じており、営業キャッシュフローも前年比9%減少した。「現時点では成長見通しの更なる可視性を待つ傍観者に留まらざるを得ない」とも語った。
(6-8月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.03ドル(予想:0.97ドル)
・売上高:97.3億ドル(予想:97.7億ドル)
クラウドサービス・ライセンスサポート:73.7億ドル(予想:74億ドル)
ハードウエア:7.63億ドル(予想:7.85億ドル)
サービス:7.81億ドル(予想:7.38億ドル)
・営業利益率(調整後):45%(予想:42.5%)
(9-11月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.09~1.13ドル(予想:1.09ドル)
・売上高:3~5%増
(NY時間09:41)
オラクル<ORCL> 85.16(-3.74 -4.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美