【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アイモバイル、アゼアス、ミライアル (8日大引け後 発表分)

　8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　アイモバイル <6535> 　　★今期経常は10％増で2期連続最高益更新へ
　◆21年7月期の連結経常利益は前の期比49.7％増の33.6億円に拡大し、従来予想の29億円を上回って着地。続く22年7月期も前期比10.4％増の37.1億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期はテレビCMなどの販売促進が奏功し、ふるさと納税サイト「ふるなび」の寄付受付金額が大きく伸びた。今期はふるさと納税事業での好調継続を見込むほか、厳しい市場環境が続くインターネット広告事業は前期と同水準の収益を確保する計画。
　　併せて、24年7月期に営業利益45億円(21年7月期は33.8億円)を目指す中期経営計画を発表。

　アルトナー <2163> 　　★今期経常を一転5％増益・最高益に上方修正、配当も5円増額
　◆22年1月期の経常利益(非連結)を従来予想の8.1億円→9.5億円に17.2％上方修正。従来の10.8％減益予想から一転して4.6％増益を見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。技術者派遣事業で稼働人員、技術者単価、労働工数が想定より順調に推移していることに加え、新卒技術者などの配属が進んでいることが要因。
　　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の23円→28円(前期は23円)に増額修正した。

　アゼアス <3161> [東証２]　　★上期経常を2.4倍上方修正
　◆22年4月期上期(5-10月)の連結経常利益を従来予想の5500万円→1億3100万円に2.4倍上方修正。減益率が81.0％減→54.7％減に縮小する見通しとなった。防護服・環境資機材事業で家畜感染症を含めた感染防止対策や防疫作業対策など、社会の緊急的な需要に対する売り上げが増加することが要因。

　コーセーＲＥ <3246> 　　★上期経常は2.9倍増益で上振れ着地
　◆22年1月期上期(2-7月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の9.1億円に急拡大し、従来予想の7.7億円を上回って着地。資産運用型マンションの販売が好調に推移し、引き渡し戸数が前年同期の136戸から358戸へ大幅に増加したことが寄与。
　　通期計画の10.7億円に対する進捗率は85.7％に達しており、業績上振れが期待される。

　ミライアル <4238> 　　★上期経常が53％増益で着地
　◆22年1月期上期(2-7月)の連結経常利益は前年同期比53.2％増の7.4億円に拡大して着地。半導体業界の需要が堅調に推移するなか、シリコンウエハー出荷容器・工程内容器の販売が伸びたことが寄与。新たな高機能樹脂製品の販売拡大や工場稼働率の向上も大幅増益に貢献した。
　　併せて、第3四半期累計(2-10月)の同利益は11.4億円(前年同期比72.4％増)になりそうだと発表。

株探ニュース