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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ソフトバンクなどが指数を牽引し、NT倍率は上昇


 日経225先物は11時30分時点、前日比200円高の3万0100円(+0.66%)前後で推移。寄り付きは2万9910円とシカゴ先物清算値(2万9965円)を下回って始まり、一時2万9810円まで軟化する場面がみられた。しかし、ソフトバンクグループ<9984>が一段高となり日経平均株価を牽引しているほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさ株も軒並み強い値動きをみせるなか、日経平均225先物は上昇に転じると、前引けにかけて3万0250円まで上げ幅を広げている。

 朝方こそ、前日の3万円の大台回復に伴う目先的な達成感もあり、日経225先物は利食いの動きがみられた。しかし、その後の切り返しで再び3万円の大台を回復したことにより、短期筋のショートカバーが強まった。また、ダブルインバースなどのヘッジ対応の先物買いも強まった格好だ。そのほか、香港市場でアリババが堅調に推移していることも、思惑買いにつながっているとの見方もある。NT倍率は先物中心限月で14.51倍に上昇。指数インパクトの大きい値がさ株の上昇によって日経平均型優位の状況であり、NTショートの巻き戻しの動きも強まりそうである。

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