【市況】東京株式(前引け)=小幅続伸、利益確定売りで上げ幅縮小
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前日の米株市場が高安まちまちであったことから様子見気分が広がった。今週に入ってから、日経平均は3営業日で800円以上も上昇していたことで、目先利益確定売りも想定されるところだった。朝方は主力株中心に広範囲に買われ高く始まったものの、徐々に上値の重さが意識され手仕舞い売りを誘発。ただ、半導体関連などのハイテク値がさ株が買いを集めたことで日経平均はプラス圏を維持した。なお、TOPIXはマイナス。値下がり銘柄数が全体の6割強を占めている。
個別ではレーザーテック<6920>が売買代金トップで大幅高、ルネサスエレクトロニクス<6723>なども高い。任天堂<7974>が上昇したほか、村田製作所<6981>も堅調。三菱ガス化学<4182>も活況高。東京機械製作所<6335>が連日のストップ高となり、KeePer技研<6036>も値を飛ばした。半面、JR東日本<9020>、JR西日本<9021>などが大幅安、エイチ・アイ・エス<9603>の下げも目立つ。日本製鉄<5401>など鉄鋼株も利食われた。宮越ホールディングス<6620>が急落、アトラエ<6194>も10営業日ぶりに急反落した。
出所:MINKABU PRESS