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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):クリングル、双信電機、アストマクス

双信電機 <日足> 「株探」多機能チャートより
■クリングルファーマ <4884>  1,025円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値
 クリングルファーマ<4884>が続急伸。25日の取引終了後、提携先のクラリス・バイオセラピューティクス(米国)が神経栄養性角膜炎を対象とする第1/2相試験を開始し、第1例目の被験者へ投与が行われたと発表。同社はクラリス社と20年4月にライセンス契約を結び、クラリス社に対し眼科領域での開発に必要となる組換えヒトHGFタンパク質原薬を供給するとともに関連情報を提供してきた。今回、第一例目の被験者への投与が行われたことから、同社はこれを起点として毎年定額の技術アクセスフィーをクラリス社から受領するという。なお、技術アクセスフィーによる今期業績への影響は軽微としている。

■双信電機 <6938>  885円  +112 円 (+14.5%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 双信電機<6938>が急反騰、年初来高値を更新した。情報報通信向け中心にノイズフィルターやフィルムコンデンサーなど電子部品を手掛け、5G基地局関連のデバイス需要などが追い風となっている。リチウムイオン電池関連部材(厚膜印刷基板)の拡販も進め、今後の収益寄与が期待されている。業績は22年3月期に営業利益段階で前期比13.8倍となる12億円を予想、これは08年3月期以来14年ぶりの高水準で、投資資金の攻勢が継続的に流入している。

■アストマックス <7162>  252円  +22 円 (+9.6%) 一時ストップ高   本日終値
 アストマックス<7162>が急騰。25日付の日本経済新聞で「経済産業省は地熱発電所を増やすため、国立公園内などに適地を見つける調査を本格化する」と報じられており、これを受けて地熱発電関連の一角に思惑的な買いが向かったようだ。記事によると、経産省は環境省と連携して北海道や九州など30カ所を現地調査するとしており、2022年度予算の概算要求に地熱発電の開発支援として183億円を盛り込むという。同じく関連銘柄の鉱研工業<6297>も高い。

■レントラックス <6045>  746円  +51 円 (+7.3%)  本日終値
 レントラックス<6045>が続急伸、連日の年初来高値更新となった。時価は19年3月以来約2年5カ月ぶりの高値圏に浮上している。成果報酬型のネット広告サービスを展開するが、コロナ禍でもネット媒体は相対的優位性を発揮しており、同社も美容商品関連などを中心に高水準の需要を取り込んでいる。21年4~6月期営業利益は前年同期比3.2倍の2億2800万円と大幅な伸びを達成。22年3月期は収益認識基準の適用に伴い売上高は急減するが、引き続き好調な業績は利益に反映され、営業利益は前期比30%増の6億1800万円と高い伸びが予想されている。株式需給関係も良く、継続的な実需買いが観測されるなか上値が軽い。

■セキュアヴェイル <3042>  292円  +19 円 (+7.0%) 一時ストップ高   本日終値
 セキュアヴェイル<3042>が急伸。同社はきょう、子会社が手掛けるセキュリティー運用ソフトウェア「LogStare Collector」をAWSマーケットプレイスに出品したと発表。このソフトウェアは、ネットワーク機器やサーバーなどの社内システムの可視化や障害監視、ログ収集の自動化を実現する製品。今回の出品により、AWS上で稼働するシステムとの連携が容易となる。

■JNSホールディングス <3627>  516円  +33 円 (+6.8%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 JNSホールディングス<3627>が大幅高。25日の取引終了後、持ち分法適用関連会社であるバリューデザイン<3960>の一部株式をアララ<4015>へ譲渡すると発表。バリューデザ株式57万6000株をアララへ譲渡することに伴い、22年2月期の連結決算で約6億5100万円の特別利益が発生する見込みとなった。なお、今回の株式譲渡により、バリューデザは同社の持分法適用関連会社から除外されるが、引き続き議決権比率12.1%を保有し、協業は継続する予定だ。同社は今後スマートフォン向け電子マネーアプリ提供事業に集中するという。

■かっこ <4166>  2,400円  +120 円 (+5.3%)  本日終値
 かっこ<4166>が反発。同社は25日、自社の不正アクセス検知サービス「O-MOTION(オーモーション)」及び旅行・チケット・WEBサービスの各業界に特化した不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」が、DGフィナンシャルテクノロジー(東京都渋谷区、DGFT)が提供する不正検知サービスのラインアップに加わったと発表。「O-PLUX」は、特許を取得した独自の端末特定技術とキータッチなどの操作情報の活用により、正しいID・パスワードによるアクセスであっても、そのアクセスが本当に本人によるものであるのか、不正者による不正アクセスなのかをリアルタイムに検知するクラウドサービス。「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払いなどの不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスとなっている。

■タスキ <2987>  1,555円  +77 円 (+5.2%)  本日終値
 タスキ<2987>が大幅反発。25日の取引終了後、デジタルトランスフォーメーション(DX)の戦略策定から実運用まで伴走型で支援する「TASUKI DX CONSULTING」サービスを提供開始したと発表。「TASUKI DX CONSULTING」はコロナ禍で増加傾向にあるDXに取り組む企業をターゲットとし、伴走型のワンストップチームを構築して、デジタル人材育成支援により段階的にDXを内製化するサービス。第一弾として、ホテルのフランチャイズ展開を行うファーストキャビンHD(東京都港区)へサービスを提供開始した。ローコストオペレーションを可能とするホテル運営を支援するという。

■プロルート丸光 <8256>  387円  +19 円 (+5.2%)  本日終値
 プロルート丸光<8256>は3日ぶりに大幅反発。東京証券取引所が26日売買分から、信用取引による新規の売付け及び買付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を解除したと発表しており、売買の自由度が増すとの見方から買いが入った。また、日本証券金融も26日付で貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。

■ぐるなび <2440>  467円  +22 円 (+4.9%)  本日終値
 ぐるなび<2440>は大幅高。同社は25日取引終了後、楽天グループ<4755>やSHIFT<3697>などを引受先とする第三者割当増資で744万9400株の新株を発行し約33億円を調達することを発表。調達資金は料理宅配事業の強化に使う費用や食材発注サービス分野などに充当する計画。これに合わせて三井住友銀行、楽天銀行から総額40億円の融資枠についての契約も締結、SMBCキャピタル・パートナーズへの上限20億円の優先株割り当てについても基本合意した。今後は楽天のほかSHIFTとの資本・業務提携締結に伴う業容拡大効果も見込めることで、株価上昇を見込んだ投資資金が流入した。

●ストップ高銘柄
 ハマイ <6497>  1,344円  +300 円 (+28.7%) ストップ高   本日終値
 キャリア <6198>  500円  +80 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値
 レオクラン <7681>  3,290円  +502 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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