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【材料】<動意株・26日>(前引け)=QDレーザ、IIJ、アクセルM

QDレーザ <日足> 「株探」多機能チャートより
 QDレーザ<6613>=戻り足。外資系経由の空売りなどに伴い前週末20日にはザラ場909円まで売り込まれる場面があったが、今週に入り売り物が枯れて切り返しに転じている。同社は半導体レーザー技術を使ったデバイス開発を主力展開する。マーケットの注目を集めているのは「網膜走査型レーザアイウェア」。同商品は超小型レーザプロジェクターから網膜に映像を投影する仕組みの眼鏡型視覚支援端末で、視力を改善させる画期的な効果があり、医療機器として認証を取得している。同社の将来的な成長ドライバーとなる可能性があり、ここにきて再び投資資金の買いが流入している。

 インターネットイニシアティブ<3774>=大幅高。同社は25日、マネージド型ゼロトラストネットワークアクセスの新サービス「Safous(セーファス)」を新たに開発し、中国、シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナムにあるグループ現地法人を通じて、各拠点国及び周辺国の日系企業やローカル企業を対象に提供を開始したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。「セーファス」は、ゼロトラスト(すべてを信頼できないことを前提に対策を講じるセキュリティーの考え方)技術をベースとしたリモートアクセスサービスで、今後、Webアクセスのセキュリティー機能や、クラウドの利用状況を可視化する機能などを順次追加し、統合的なセキュリティー対策サービスとして開発を進めていく計画。提供エリアも22年までに欧州や米国に拡大していく予定だとしている。

 アクセルマーク<3624>=ストップ高カイ気配。25日の取引終了後、電通グループ<4324>傘下の電通、オルトプラス<3672>と共同で、アニメなどの映像作品IP(知的財産)の動画をNFTトレーディングカードとして発行するサービスの企画・開発を推進していくと発表しており、これが材料視されているようだ。2022年春までに提供を始める見通しで、サービス提供にあたってはLINE Blockchainプラットフォームを活用する予定としている。あわせて、未定としていた21年9月期の純利益予想について7100万円(前期8億2500万円の赤字)と発表した。仮想通貨相場の変動による影響などを合理的に算定することが困難であったことから、これまで非開示としていた。売上高26億円(同27億8400万円)、営業利益200万円(同6億5300万円の赤字)とする従来予想は据え置かれている。なお、今期から単独決算に移行している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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