【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アクセルＭ、三社電機、早稲アカ (25日大引け後 発表分)

　25日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　アクセルＭ <3624> [東証Ｍ]　　★今期経常は黒字浮上へ
　◆21年9月期の経常損益(非連結)は3600万円の黒字(前期連結は6億2300万円の赤字)に浮上する見通しと発表。仮想通貨相場の変動による影響などを合理的に算定することが困難であったことから非開示としていたが、広告事業の堅調な推移や固定費削減を背景に、第3四半期累計の同損益が2100万円の黒字だったことを踏まえて予想値を算出した。
　　併せて、電通、アクセルマーク <3624> [東証Ｍ]とアニメなどの映像作品IPの動画をNFTトレーディングカードで発行するサービスの提供に向けて企画・開発を共同で推進すると発表。

　早稲アカ <4718> 　　★上期経常を79％上方修正、通期も増額
　◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4.6億円→8.2億円へ2期ぶり最高益に上方修正。既存校、夏期開校の新校3校ともに好調な集客状況が継続しているうえ、夏期講習会も計画を大きく上回る申し込みがあったことが要因。また、原材料費・労務費が予算を上回る一方、広告宣伝費・販売促進費・通信費が計画を下回ることも寄与する。
　　併せて、通期の連結経常利益も従来予想の12.1億円→15.8億円に30.2％上方修正。増益率が13.2％増→47.4％増に拡大する見通しとなった。

　三社電機 <6882> [東証２]　　★未定だった上期配当は3円増配
　◆従来未定としていた22年3月期の上期配当を8円(前年同期は5円)実施する方針とした。今期の業績動向や財務状態を踏まえ、株主への利益還元を増やす。なお、下期配当は引き続き未定とした。

　アルプス物流 <9055> 　　★上期経常を22％上方修正
　◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の23億円→28億円に21.7％上方修正。増益率が58.7％増→93.2％増に拡大する見通しとなった。デジタル機器や車載関連向けを中心に半導体や電子部品の需要が増加し、電子部品物流事業で貨物取扱量が想定以上に伸びることが寄与。固定費削減など生産性向上が進むことも上振れに貢献する。

株探ニュース