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【材料】<注目銘柄>=QDレーザ、高度なレーザー技術に夢を内包

QDレーザ <日足> 「株探」多機能チャートより
 QDレーザ<6613>の900円台は底値買いチャンスとなっている可能性がある。同社は半導体レーザー技術を使ったデバイスの開発を主力に手掛けるほか、「網膜走査型レーザアイウェア」の育成に注力している。網膜走査型レーザアイウェアとは超小型レーザプロジェクターから網膜に映像を投影する仕組みの眼鏡型視覚支援端末で、弱視の人などの視力を大幅に改善させ、医療機器として世界で初めて認証を取得している。同商品の潜在的市場規模は先進国だけでも9000億~1兆円近くに達するとの試算があり、将来的には同社の収益急成長の可能性を示唆している。

 業績は21年3月期営業損益が6億5400万円の赤字で、22年3月期も5億3300万円の赤字を予想している。水面下が続くものの、これは先行投資負担によるもので将来への布石だ。売上高は増勢基調にあり、22年3月期は前期比41%増の12億6000万円を予想している。レーザアイウェアが軌道に乗れば売上高はもちろん、利益面も変貌する可能性があるだけに、23年3月期以降の業績動向がポイントとなる。(銀)

出所:MINKABU PRESS

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