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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 緊急事態宣言の対象地域拡大を警戒、ショートを仕掛ける動きに


 日経225先物は11時30分時点、前日比560円安の2万7430円(-2.00%)前後で推移。寄り付きは2万7800円とシカゴ先物清算値(2万7900円)を下回って始まった。寄り付き直後につけた2万7810円を高値に下落幅を広げ、一気に2万7500円水準まで急落。その後、2万7500円~2万7600円水準で下げ渋る場面も見られたが、前引けにかけて2万7420円まで売られている。

 新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染拡大を受けて、政府が緊急事態宣言の対象地域の拡大を検討すると伝わるなか、ショートを仕掛ける動きにつながったようだ。日経平均型のインデックス売りにより、日経平均構成銘柄で上昇している銘柄は13にとどまっている。NT倍率は先物中心限月で一時14.24倍まで下げる場面もあった。前引けのTOPIXの下落率は1.73%ながら2%を超えていないことから、日銀のETF買い入れは期待し難いとの声も聞かれる。グローベックスの米株先物は弱含みで推移していることもあり、ショートカバーの動きも強まりづらそうだ。

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