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【材料】コインベースが決算受け上昇 鈍化傾向示唆もアナリストからは前向きな評価も=米国株個別

 仮想通貨取引のプラットフォームを手掛けるコインベース・グローバル<COIN>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を上回った。総取引高および、ユーザー数も予想以上に増えた。

 今年の稼働ユーザー数は月間平均550万ー800万人を見込んでおり、第3四半期以降の鈍化を見込む内容ではあるが、アナリストからは概ね前向きな評価も聞かれる。今回の決算は機関投資家向けサービスが注目を集めていることを示唆する有望な兆候を示しているという。

 今後、サブスクリプションとサービスの収益が会社の収益構造の大部分を占めるようになると予想され、これにより、業績の不安定性が縮小することが期待されるとしている。同社はデジタル資産の採用が増えつつある中で、主要主な受益者になる好位置にいるという。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):7.76ドル(予想:2.48ドル)
・営業収益:22.3億ドル(予想:18.5億ドル)
・EBITDA(調整後):11.5億ドル(予想:9.61億ドル)
・総取引高:4620億ドル(予想:3816億ドル)
・認証済みユーザー数:6800万人(6310万人)
・月間稼働ユーザー数:880万人

(NY時間09:53)
コインベース<COIN> 286.70(+17.03 +6.32%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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