【材料】ＧＭが決算受け下落　１株利益が予想下回る　半導体不足も依然流動的＝米国株個別

　ＧＭ<GM>が下落。取引開始前に４－６月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益が予想を下回ったことが嫌気されている模様。ただ、売上高は予想を上回り、ガイダンスで通期の１株利益およびＥＢＩＴを上方修正した。

　同社は「半導体不足は依然として流動的で、サプライチェーン問題も下期も続く」と述べた。そのうえで「この不確実性のため、ガイダンスでは、モジュールなしで生産された車両の年末の仕掛品在庫はないと想定している」とも語った。

　同社のバーラＣＥＯは会見で「第２四半期と上期は非常に好調だった。われわれは半導体不足を管理するための創造的な方法を模索し続けており、サプライチェーン強化のための長期的なソリューションを導入している」と語った。

（４－６月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：1.97ドル（予想：2.08ドル）
・売上高：342億ドル（予想：317億ドル）
・EBIT（調整後）：41億ドル

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：5.40～6.40ドル（従来：4.50～5.25ドル）（予想：7.31ドル）
・EBIT（調整後）：115～135億ドル（従来：100～110億ドル）

（NY時間10:34）
ＧＭ<GM>　53.38（-4.50　-7.77%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美