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【市況】アジア株 上海株は1.5%高、製造業PMI低下や感染再拡大で経済政策強化との見方

アジア株 上海株は1.5%高、製造業PMI低下や感染再拡大で経済政策強化との見方

東京時間14:09現在
香港ハンセン指数   26180.65(+219.62 +0.85%)
中国上海総合指数  3448.31(+50.95 +1.50%)
台湾加権指数     17449.55(+202.14 +1.17%)
韓国総合株価指数  3218.38(+16.06 +0.50%)
豪ASX200指数    7491.60(+98.98 +1.34%)
インドSENSEX30種  52857.62(+270.78 +0.51%)

アジア株は総じて上昇。

上海株は1.50%高、香港株も連れ高する格好。製造業PMI低下や感染再拡大を受け、売り優勢で始まったが、景気減速懸念から中国政府が経済政策を打ち出すのではないかとの見方が強まり、政策期待の買いが入った。
中国指導部が、経済安定化のため今年下半期に経済政策を強化することが予想されると専門家の話としてチャイナデイリーが報じている。先週末に行われた中央政治局会議では、国内の景気回復が依然として不安定であることから、積極的な財政政策が決定された。中国指導部は、経済成長安定化のめの支援策の準備があることを示唆したと同紙は報じている。
先週末に発表された中国7月の製造業PMIは50.4と4カ月連続で低下し、昨年2月以来の低水準となった。洪水などの悪天候が影響したもよう。きょう発表された財新製造業PMIも前回から低下し、昨年4月以来の低水準となった。
中国でも北京市など大都市でデルタ株の感染広がっており、警戒感が高まっている。湖北省では、約1年ぶりにコロナ新規感染者が確認された。デルタ株を封じ込めるため、中国当局は広州市や北京市など一部大都市でコロナ規制を一段と強化することを決定した。広州市では、不必要な他地域への移動を控えるよう求めたほか、他地域に滞在歴がある人はPCR検査を受けるよう呼びかけた。北京市では感染地域からの北京市への流入を制限するほか、交通機関での検査を一段と厳しくするとした。

豪州株は史上最高値をつけている。決済サービス大手のアフターペイが20.9%高。米モバイル決済会社のスクエアが290億ドルでアフターペイ社を買収すると発表したことが材料視されている。

出所:MINKABU PRESS

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