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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】 2万8000円突破でショートカバーを誘発させてくる動きに注目


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 27910 +350 (+1.26%)
TOPIX先物 1935.5 +28.0 (+1.46%)
シカゴ先物 28180 +620
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 23日の米国市場はNYダウ S&P500ナスダックの主要株価指数が上昇。ツイッター<TWTR>やアメリカン・エキスプレス<AXP>など予想を上回る好決算が相次ぎ、主要指数は4日続伸で史上最高値を更新した。S&P500業種別指数はメディア、耐久消費財・アパレル、家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で、自動車・自動車部品、エネルギー、銀行が下落。

 シカゴ先物清算値は21日の日中大阪比620円高の2万8180円と大幅に上昇して取引を終えた。日経225先物のナイトセッションは日中比350円高の2万7910円で取引を終えている。

 本日はシカゴ先物にサヤ寄せして、ギャップアップで始まり、一気に2万8000円を突破してこよう。節目の2万8000円突破により、足元でショートが目立っていたクレディスイスなどのショートカバーを誘発させる可能性がある。ただし、朝方は先物にヘッジ対応の動きが集中するためオーバーシュート気味の上昇になりやすく、買い一巡後に改めてショートの動きを見せてくる可能性も考えられ、まずは2万8000円を固めておきたいところか。

 低下傾向を続けているNT倍率だが、週初のギャップアップにより抵抗線の5日線を突破してくる可能性がある。チャート形状では昨年9月末の14.10倍台辺りが意識されやすいが、今週は指数インパクトの大きい主要企業の決算発表を控えていることもあり、反転を見せてくる可能性は想定しておきたい。なお、VIX指数は17.20に低下し、再び25日、75日線を下回ってきており、リスク選好に向かわせやすい。

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