市場ニュース

戻る
 

【市況】14日の株式相場見通し=反落、米株安受け買い手控え

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、売り優勢の展開となり日経平均は3日ぶりに反落となりそうだ。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数がマイナス圏で引けた。6月の米消費者物価指数は市場予想を上回る高水準の伸びをみせたことで、米長期金利が上昇し株式市場にはマイナスに働いた。個別に航空機大手のボーイング<BA>が大幅安となったことも指数押し下げ要因となった。ただ、NYダウ、ナスダック総合指数ともに下げ幅は限定的なものにとどまっている。ナスダック総合指数は前半高く、ザラ場ベースの最高値を上回る場面もあった。東京市場では今週に入り日経平均が777円の上昇をみせており、目先筋の利益確定売りも予想されるところ。主力株中心に買いが手控えられそうだが、米長期金利の上昇が小幅にとどまったことでインフレ懸念はそれほど高まっておらず、下落圧力も限定的となりそうだ。
 
 13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比107ドル39セント安の3万4888ドル79セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同55.586ポイント安の1万4677.654だった。

 日程面では、5月の鉱工業生産確報値など。海外では、6月の英消費者物価指数(CPI)、5月のユーロ圏鉱工業生産、6月の米卸売物価指数(PPI)、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、パウエルFRB議長の議会証言など。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均