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【材料】<動意株・1日>(前引け)=ウイルテック、ジーネクスト、パイプドHD

ウイルテック <日足> 「株探」多機能チャートより
 ウイルテック<7087>=急反騰で最高値にらむ。1300円近辺のもみ合いを一気に上放れてきた。同社は製造業請負や建設技術者の派遣を行っている。株価は6月中旬に強気の中期経営計画を材料に急騰し、1490円の上場来高値をつけた。その後調整を入れたが、目先売り物が一巡し新規の買いが流入している。中計では25年3月期に売上高600億円(前期実績252億7700万円)を掲げている。昨年3月に東証2部に新規上場したニューフェースでPER11倍台と割安感があるほか、上場来高値超えとなれば、戻り売り圧力から解放されるだけに上値を見込んだ投資資金の追随買いを促しているようだ。

 ジーネクスト<4179>=一時ストップ高。6月30日の取引終了後、コンタクトセンター・ソリューション大手のジェネシスクラウドサービス(東京都港区)が提供するアプリマーケットプレイス「Genesys AppFoundry」の「CRM and Case Management」ジャンルで日本企業初のテクノロジーパートナーに認定されたと発表しており、これが材料視されている。ジェネシス社はクラウド・カスタマーエクスペリエンス及びコンタクトセンター・ソリューションのグローバルリーダー。今回の認定により、同社の顧客対応DX(デジタルトランスフォーメーション)プラットフォーム「Discoveriez」がジェネシス社の「Genesys Cloud」と連携し、電話、コールバック、Eメールなど複数チャネルの問い合わせを受け、顧客との対応履歴や社内関係者及びステークホルダーとの情報共有などを管理できるようになるという。

 パイプドHD<3919>=大幅反発、一気に年初来高値を更新。同社はクラウドを使った顧客情報管理ソフトなどを主力展開するほかネット広告事業も手掛けており、足もとの業績は大型案件の寄与などもあって絶好調に推移している。6月30日取引終了後に発表した22年2月期第1四半期(3~5月)の決算は、売上高が前年同期比33%増の19億3500万円、営業利益は同94%増の5億4900万円と大幅な伸びを達成した。これに合わせて通期業績予想の修正も発表、売上高は従来予想の70億円から73億円(前期比12%増)、営業利益は14億円から15億円(同5%増)に増額しており、これを好感する買いを呼び込む格好となった。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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