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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 2万9000円が抵抗も売りを仕掛けてくる動きは限られそう


 日経225先物は11時30分時点、前日比20円高の2万8780円(+0.06%)前後で推移。寄り付きは2万8820円とシカゴ先物清算値(2万8845円)にサヤ寄せする形で始まると、現物の寄り付き直後には一時2万9000円まで上昇幅を広げた。ただし、節目の2万9000円を明確に上放れることはできず、75日移動平均線が上値抵抗線として意識されるなか、次第に戻り売りに押される形に。前引けにかけて2万8750円とマイナスに転じる場面も見られている。

 米国市場の上昇を受けて、前日の下落に対する買い戻しの動きが先行した。2万9000円の節目を捉えショートカバーを誘い込む動きも意識されたが、追随する動きは限られている。結局は前日の終値水準まで軟化しており、朝方のロング筋のクローズは一巡しているだろう。ただし、指数インパクトの大きい値がさの一角が底堅い値動きを見せていることもあり、売りを仕掛けてくる動きも限られよう。底堅さが意識されてくることで月末下落のアノマリーを払拭させてくるようだと、押し目買い水準を切り上げてくる可能性はありそうだ。なお、NT倍率は14.78倍とほぼ横ばいで推移しており、スプレッド狙いのポジションは組みづらい。そのため、短期的な値幅取り狙いにとどまろう。

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