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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (6月29日記)

伊藤智洋(テクニカルアナリスト)

 日経平均株価は、昨晩のNYダウが下降した流れを映して、寄り付き値が下放れて始まる公算です。

 本日の寄り付き値が昨日の安値2万8984円以下で始まる場合、その下げは、25日の高値2万9174円が戻り高値になっている可能性を示します。

 その場合、寄り付き後の価格がすぐに上昇を開始しても、2万9000円前後で上値を抑えられて、本日が陰線引けする動きになると考えられます。

 寄り付き値での下放れが弱さを示すことから、本日は下げ幅の大きな動きになる可能性があります。


 寄り付き値が2万8984円以上で始まる場合、寄り付き後、2万8984円を維持する格好で、上昇を開始するなら、上昇の流れの途中の可能性を残します。

 強気の展開になる場合、10時頃までに2万9174円を超える動きになる公算です。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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