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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):三菱UFJ、出前館、トヨタ

三菱UFJ <日足> 「株探」多機能チャートより
■三菱UFJ <8306>  610.9円  +3 円 (+0.5%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が3日続伸。前週末の米国株市場では米10年債利回りが終値ベースで1.52%台まで上昇、今月17日以来の1.5%台乗せとなった。これを背景に、前週末の米国株市場ではバンカメ<BAC>が2%近い上昇をみせたほか、JPモルガン・チェース<JPM>、ゴールドマン・サックス<GS>、シティグループ<C>など大手金融株が軒並み堅調な値動きを示した。東京市場でも、米国事業を展開する同社株などメガバンクは運用環境改善への思惑を背景に買いが優勢となった。

■出前館 <2484>  1,550円  -227 円 (-12.8%)  本日終値
 出前館<2484>は下落。前週末25日の取引終了後、21年8月期の連結業績予想について、営業損益を130億円の赤字から190億円の赤字(前期26億2300万円の赤字)へ下方修正すると発表しており、これが嫌気されているようだ。シェアリングデリバリーのエリア拡大に向けた施策の前倒しや、ユーザー・配達員の囲い込みなどの積極的な投資を行ったことが主な要因。一方、出前館事業のサービス拡大が好調に推移したことから、売上高は280億円から290億円(前期比2.8倍)へ上振れる見通し。なお、同時に発表した第3四半期累計(20年9月~21年5月)決算は、売上高184億9300万円(前年同期比2.7倍)、営業損益129億700万円の赤字(前年同期16億800万円の赤字)だった。

■アイモバイル <6535>  1,670円  -130 円 (-7.2%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 アイモバイル<6535>が急反落。株価は前週末に比べ7%超下落した。同社は25日取引終了後、株式売り出しを発表しており、需給悪化を警戒する売りが膨らんだ。大株主で同社会長である田中俊彦氏と同社社長の野口哲也氏の保有株が合計280万株売り出される。同時にオーバーアロットメントによる上限42万株の売り出しも実施する。売出価格は7月5日から7日のいずれかの日に決定する。今回の株式売り出しは、東京証券取引所が22年4月に予定する市場再編に向け「プライム」市場への移行基準を満たすことなどが目的とされている。

■トヨタ自動車 <7203>  9,842円  -7 円 (-0.1%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>は売り買い錯綜。前週末の米国株市場ではNYダウが続伸歩調となったほか、外国為替市場では米長期金利上昇による日米金利差拡大を背景に、1ドル=110円台後半にドル高・円安に振れたことで、これが自動車セクターにはリスクオン要因として働いた。そのなか、特に為替感応度の高い同社は今期の想定為替レートを1ドル=105円に設定しており、実勢はそれより6円近くも円安に振れていることから、輸出採算改善に伴う収益メリットが期待できる。

■大運 <9363>  403円  +77 円 (+23.6%) 一時ストップ高   本日終値
 大運<9363>は一時ストップ高。前週末25日の取引終了後に、上限を120万株(発行済み株数の19.31%)、または3億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好材料視されている。取得期間は21年7月1日から22年6月30日までで、株主還元及び資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的という。

■セントラル総合開発 <3238>  437円  +80 円 (+22.4%) ストップ高   本日終値
 セントラル総合開発<3238>がストップ高。前週末25日の取引終了後、九電工<1959>と資本・業務提携すると発表しており、これが材料視されている。九電工が本拠を置く九州エリアでの再開発・大規模開発案件への参画、用地情報の取得や施工、販売における連携をはじめ、事業エリア拡大や人材交流などを図りシナジーの発揮を目指す。これに伴い、セントラル総は九電工を割当先とする第三者割当増資を実施し、総額約6億8800万円の資金を調達する。実施後、九電工はセントラル総の筆頭株主となる見通しだ。

■日本電解 <5759>  2,367円  +400 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 日本電解<5759>がストップ高の2367円に買われた。25日夜のテレビ東京系報道番組「ワールドビジネスサテライト」で、「身近な製品支える『銅箔』 世界が注目!独自の技術」として同社が紹介されており、これが好感されているようだ。25日にマザーズ市場に新規上場したばかりであり、直近IPO銘柄ならではの値動きの軽さにも注目が集まっている。

■大泉製作所 <6618>  1,196円  +109 円 (+10.0%)  本日終値
 大泉製作所<6618>が大幅高、異色の上げ足を披露しきょうでついに11連騰。そのほとんどが陽線で上げ幅も大きく、11営業日で約56%も株価水準を切り上げている。車載用を主力とする温度センサーメーカーで、電気自動車(EV)など世界的な電動化シフトの流れを背景に出荷数量拡大の恩恵を受けている。また、高速通信規格5Gの普及本番でエレメント関連の需要も旺盛だ。ファンド保有株を引き取る形でフェローテックホールディングス<6890>が筆頭株主に浮上したことで、中国市場など業務面での需要開拓の幅も広がった。フェローテクが筆頭株主となっている企業では、今月中旬に東洋刃物<5964>が急騰しており、その思惑も影響しているもようだ。

■フォーサイド <2330>  118円  +10 円 (+9.3%)  本日終値
 フォーサイド<2330>が急動意。株価は100円トビ台と超低位に位置するが業績面では回復色をみせており、21年1~3月期は営業黒字転換をはたし、21年12月期通期でも営業損益は1億1000万円予想と4期ぶりの黒字化を見込んでいる。そうしたなか、25日取引終了後、角川春樹事務所との資本・業務提携を発表し、これが株価を強く刺激した。今回の提携で角川事務所株式の15%を取得する予定。また、角川春樹事務所のファッション誌「Popteen」事業を譲受する。併せて、「Popteen」に出演する専属モデルのマネジメント業務を手掛けるホールワールドメディアの株式を取得し子会社化することも発表している。

■ワイエイシイ <6298>  1,313円  +90 円 (+7.4%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ワイエイシイホールディングス<6298>が一時111円高の1334円まで上値を伸ばし、連日の年初来高値に買われたほか、浜井産業<6131>も大幅続伸で約1カ月半ぶりの1300円台回復を達成するなど中小型の半導体製造装置関連株の一角に投資資金の攻勢が加速した。世界的な半導体設備投資需要の拡大を受けて、半導体製造装置メーカーを改めて買い進む動きが顕在化しているが、ここにきて時価総額上位の大手から値動きの軽い銘柄への物色対象の広がりが目立っている。有力子会社を多く抱えるワイエイシイはその中の1社であるワイエイシイビームがレーザー事業やイオンビーム事業で先駆しており、にわかに注目度が高まっている。また、浜井産は世界的な脱炭素への取り組みを背景としたパワー半導体市場の拡大を背景に、パワー半導体ウエハー加工用ラップ盤が伸長しており、見直し買いを誘導した。

●ストップ高銘柄
 セントラル総合開発 <3238>  437円  +80 円 (+22.4%) ストップ高   本日終値
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 五洋インテックス <7519>  60円  -30 円 (-33.3%) ストップ安   本日終値
 ベイシス <4068>  5,030円  -1,000 円 (-16.6%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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