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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):郵船、スズキ、象印

郵船 <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本郵船 <9101>  5,670円  +530 円 (+10.3%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 日本郵船<9101>が500円を超える上昇をみせたほか、22年3月期業績予想を大幅増額修正した商船三井<9104>、川崎汽船<9107>も急騰するなど海運株が異彩高。コンテナ船市況の改善が急で、商船三井は業績が会社側の想定を大幅に上回る状況にあるが、これは共同出資会社でコンテナ船事業を展開する郵船や川崎汽も同様の収益環境を享受することになる。新型コロナウイルスもワクチンの普及で経済正常化への期待が高まっており、グローバル物流を担う海運セクターに追い風となっている。

■商船三井 <9104>  5,300円  +490 円 (+10.2%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 商船三井<9104>は大幅反発で年初来高値を更新。21日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について純利益を900億円から2100億円(前期比2.3倍)へ上方修正しており、純利益ベースで2008年3月期以来となる最高益更新見通しが好感されたようだ。コンテナ船事業を運営している持ち分法適用会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE社)において、荷動きとスポット賃率がいずれも想定を大きく上回ったことなどが寄与した。

■象印マホービン <7965>  1,740円  +123 円 (+7.6%)  本日終値
 象印マホービン<7965>が大幅反発。21日の取引終了後、21年11月期の連結業績予想について、売上高を760億円から775億円(前期比3.4%増)へ、営業利益を57億円から67億円(同23.2%増)へ、純利益を40億円から44億円(同11.6%増)へ上方修正したことが好感された。上期において、国内ではホットプレート、オーブントースター、コーヒーメーカーなどの巣ごもり関連商品や衛生関連商品が引き続き好調だったほか、せんとパッキンが一つになった「シームレスせん」を採用したステンレスマグがヒット化したことが貢献。海外でも特に北米市場で炊飯ジャーや電気ポット、ホームベーカリーの売り上げが伸びたほか、中国市場が堅調に推移したことが寄与した。更に、圧力IH炊飯ジャーなど高付加価値商品の販売増加やコストダウン、経費削減効果なども利益を押し上げた。

■スズキ <7269>  4,663円  +320 円 (+7.4%)  本日終値
 スズキ<7269>といすゞ自動車<7202>が急反発。SMBC日興証券は21日、両銘柄の投資評価をともに「2」から「1」に引き上げた。目標株価はスズキが5000円から6000円へ、いすゞは1400円から2000円へ見直した。スズキに関しては、インド市場の再評価をポイントとしている。インドは新型コロナ感染拡大で不透明感が漂うが、新規感染者数はピークアウトを控えたタイミングでインドの株価指数であるSENSEX指数はすでにボトムアウトしている。「インド=成長市場」という見方が再びフォーカスされるタイミングに備えて、強気スタンスをとっている。また、いすゞに関してはタイでのエクスポージャーが相対的に高いことなどに注目し強気評価している。

■ソフトクリエ <3371>  2,320円  +155 円 (+7.2%)  本日終値
 ソフトクリエイトホールディングス<3371>が大幅高で5日ぶりに反発。21日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を20万株(発行済み株数の1.51%)、または5億円としており、取得期間は6月21日から8月31日まで。株主還元水準の向上を図るとともに、経営環境の変化に応じて機動的な資本政策を遂行するために実施するとしている。

■テイ・エス テック <7313>  1,661円  +101 円 (+6.5%)  本日終値
 テイ・エス テック<7313>が3日ぶりに反発。21日の取引終了後、未定としていた22年3月期の連結業績予想について、売上高4030億円(前期比16.4%増)、営業利益400億円(同49.6%増)、純利益230億円(同10.9%増)を見込み、年間配当を54円にすると発表しており、大幅増収増益で実質増配見通しであることが好感された。半導体供給不足などの自動車市場におけるサプライチェーンの混乱を受けて、業績予想を未定としていたが、上期は半導体供給不足の影響を受けた受注減を見込むものの、下期には挽回生産を見込んでいることが業績を牽引する見通しだ。

■日経レバ <1570>  15,790円  +920 円 (+6.2%)  本日終値
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は大商いで急反発に転じた。日経平均株価に連動するETFで変動率は2倍に基本設定されており、全体相場のボラティリティが高い前日やきょうのような地合いでは、個人投資家など短期資金の売買が活発化する。一方、日経平均とは逆方向に連動し、変動率がマイナス2倍に設定されているNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357>も日経レバほどではないが活発な商いをこなしており、こちらは27円安の414円と、前日の上昇分を吐き出す下げとなっている。米国の早期利上げ懸念に全体相場は振り回されているが、きょうのところは日経平均は先物を絡めリバウンド狙いの買いに厚みが加わり戻り足が軽い。

■アークランドサカモト <9842>  1,500円  +84 円 (+5.9%)  本日終値
 アークランドサカモト<9842>が大幅反発。21日の取引終了後、22年2月期連結業績予想について、純利益を105億円から172億円へ上方修正しており、これが好感された。子会社ビバホームが千葉県習志野市に所有するスーパービバホーム新習志野店の土地及び建物を譲渡するのに伴い、第2四半期において固定資産売却益約100億円を特別利益として計上する見込みであることが要因としている。なお、決算期変更に伴い前期との比較はなく、売上高3650億円、営業利益205億円は従来予想を据え置いている。同時に発表した第1四半期(2月21日~5月20日)決算は、売上高782億4800万円(前年同期比2.5倍)、営業利益45億4000万円(同14.3%増)、純利益25億7600万円(同10.9%増)だった。前期の巣ごもり消費の反動減で既存店売上高は同4.4%減となったものの、20年11月にビバホームを子会社化したことや、とんかつ専門店「かつや」などを展開する外食事業が好調に推移した。

■ファイバーゲート <9450>  1,506円  +79 円 (+5.5%)  本日終値
 ファイバーゲート<9450>が反発。この日の寄り前、未定としていた21年6月期の期末一括配当予想を4円にすると発表しており、前期比50銭の増配となる予定であることが好感された。

■第一稀元素化学工業 <4082>  1,926円  +95 円 (+5.2%)  本日終値
 第一稀元素化学工業<4082>が急速切り返しに転じた。電材向けジルコニウム化合物大手で、その独自技術力を多方面に生かし高い商品競争力を確保している。特に自動車用排ガス浄化触媒材では世界で断トツのシェアを誇るニッチトップ企業で、脱炭素の動きが進むなか株式市場でも存在感を示している。また、同社はセラミックコンデンサーや高周波デバイスなど、5Gの商用サービス本格離陸で需要急増傾向にあるキーデバイス用の電子材料も手掛け、業容拡大への期待が大きい。22年3月期は営業利益段階で前期比1.5倍の30億円を見込んでおり、成長力を見込んだ機関投資家の実需買いとみられる継続的な資金流入が観測される。

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