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【市況】東京株式(前引け)=続伸、朝安後切り返すも上値重い展開

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 26日前引けの日経平均株価は前営業日比50円49銭高の2万8604円47銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億3296万株、売買代金概算は1兆1473億9000万円。値上がり銘柄数は721、対して値下がり銘柄数は1336、変わらずは125銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝方は前日の米株安を引き継ぐ形で売りが先行したが、その後は主力ハイテク株を中心に買いが厚くなりプラス圏に切り返した。国内での新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒感は強いものの、ワクチン接種の動きが進んでいることが市場のセンチメント改善につながっている。ただ、日経平均は一時150円以上の上昇をみせたが、方向感の定まらない米株価指数先物などを横にらみに上値も重く、前場後半は上げ幅を縮小した。TOPIXは小幅ながらマイナス圏で着地しており、個別銘柄も値下がり銘柄数が1300を超え、値上がり銘柄数を大幅に上回っている。

 個別では任天堂<7974>が売買代金トップで株価も堅調、ファーストリテイリング<9983>、トヨタ自動車<7203>なども買いが優勢。リクルートホールディングス<6098>が商いを伴い大きく上昇した。パナソニック<6752>、日立製作所<6501>なども強い動き。エアトリ<6191>が値上がり率トップに買われた。ウシオ電機<6925>も活況高。半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、日本製鉄<5401>も売りに押された。東海カーボン<5301>が大幅安となったほか、ペッパーフードサービス<3053>の下げも目立った。ピジョン<7956>も売られた。

出所:MINKABU PRESS

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