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【市況】東京株式(前引け)=続伸、米株高受け強調展開も上値重い

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 25日前引けの日経平均株価は前営業日比169円66銭高の2万8534円27銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は4億6995万株、売買代金概算は1兆440億7000万円。値上がり銘柄数は840、対して値下がり銘柄数は1242、変わらずは103銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、米株高を受け朝方からリスクを取る動きが継続し日経平均株価は2万8000円台半ばで強調展開に終始した。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は拭えないものの、相対的に出遅れる東京市場に海外投資家などの実需買いが入り全体相場を支えた。アジア株市場が総じて堅調に推移したことも市場のセンチメントを強気に傾けた。ただ、2万8000円台半ばでは戻り待ちの売りも厚く、上値の重さも意識される展開だった。個別銘柄でみると、値下がり銘柄数が値上がり数を400あまりも上回っている。

 個別では任天堂<7974>が売買代金トップで大きく上昇したほか、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体関連株も買いが優勢。マネックスグループ<8698>なども物色人気。クロス・マーケティンググループ<3675>が値上がり率トップに買われ、RPAホールディングス<6572>も大幅高。DMG森精機<6141>も値を飛ばした。半面、HOYA<7741>、TDK<6762>などが軟調、ニトリホールディングス<9843>も売りに押された。日本調剤<3341>が大幅安、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>、ワタミ<7522>などの下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS

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